1: ニカワ ★ 2016/07/17(日) 00:46:15.33 ID:CAP_USER9
Matsuoka_signs_the_Soviet-Japanese_Neutrality_Pact

「もし、日本がアメリカではなくソビエトを攻撃していたら?」――。米外交誌『National Interest』が、第2次世界大戦の歴史ifを分析する記事を掲載している。同誌では、昨年にも、英仏が大戦初期に計画していたソビエト爆撃作戦を巡る「if」を同じ筆者が書いている。こうした分析は歴史愛好家の知的好奇心を刺激する一種の遊びではあるが、一つの判断が歴史を大きく変えることを再認識する上では、大きな意味を持つ。改正論議まっただ中にある日本国憲法にしても、第2次大戦の結果・経過が異なっていたら、内容が大きく変わっていたことだろう。その点で、今「if」の視点で第2次大戦史を振り返るのは、日本人にとってこそ、意義があることかもしれない。

◆日ソの戦力は互角か

 戦前の日本は、ソ連(ロシア)を仮想敵国とする「北進論」と英米が植民地支配する東南アジアへ侵攻する「南進論」に割れていた。前者は陸軍が支持し、後者を海軍が支持していた。実際の歴史では、1941年の真珠湾攻撃によって太平洋戦争が勃発し、「南進」が実行に移された。アメリカとの戦争を選択した日本は結局、広島・長崎への原爆投下を経て無条件降伏。戦後米国主導で日本国憲法が策定され、専守防衛の道を歩んできたのは周知の事実だ。その憲法が今、改正の是非を問われている。

 では、もし「北進」を選択していたら、歴史はどう変わったか?『National Interest』専属の軍事ジャーナリスト、マイケル・ペック氏が、今月9日付でこのテーマで記事を寄せている。同氏は、現実の歴史では、日ソ中立条約により、ソ連は東方の憂いなくドイツとの戦争に集中できたと指摘。その結果、最大のピンチだった1941-42年のモスクワ戦で、シベリアから精鋭部隊を回すことで首都陥落をぎりぎりで防いだことが、独ソ戦の結果を大きく左右した。もし、この時にソ連が東方で日本の相手をする二面戦争を余儀なくされていたら、歴史は大きく変わっていただろうか?

 ペック氏は、大局的には「日本が真珠湾攻撃をしなかったら、アメリカは日本に宣戦布告していたか?」「日本がロシアを攻撃していたら、西側諸国による経済制裁強化の代償はどれくらいになったか?」という2点を検討する必要があるとしている。その上で、軍事面に限れば1941年時点での日ソの軍事衝突は「興味深いもの」だとし、どちらかが一方的に有利ではなかっただろうと見ている。

◆日本がシベリア沿岸地域を制圧

 1939年のノモンハン事件で明らかになったように、戦車などの陸軍の機械化戦力の面では当時、圧倒的にソ連が優位に立っていた。また、たとえ軽装備の日本陸軍であっても、シベリアの大地に深く侵攻していくのは補給の面で大きな不安があっただろうと、ペック氏は見る。一方で、「当時の日本陸軍は日中戦争により戦い慣れしており、機敏で赤軍同様に熱狂的に戦うことができた。さらに潜入作戦と夜戦に優れていた」と日本側の強みを分析。強力な航空支援と海軍力もプラス要素に挙げ、海軍の艦砲射撃と航続距離の長い零戦部隊によって制空権を獲得することにより、重要拠点のウラジオストク港を制圧するのは十分に可能だったと見る。

 ソ連側の不安点には、スターリンの粛清により赤軍全体の力が弱まっていたことと、日本軍と対峙する精鋭のシベリア師団への西方からの補給線がドイツの侵攻により打撃を受けていた点が挙げられている。そして、「モスクワとウラジオストクのどちらを維持するかという選択に迫られたスターリンは、首都を防衛することを優先しただろう。そのため、日本はウラジオストクとシベリア沿岸地域を大きな代償を払うことなく得ることができたと思われる」とペック氏は書く。

 しかし、その大局的な効果については疑問符がつく。シベリア沿岸地域での日本の勝利が大戦全体に与える影響は「比較的マイナーなものであっただろう」とペック氏は言う。日本軍がシベリア師団のモスクワ支援を結果的に阻止することを勘案しても、「冬将軍」によって疲弊していたドイツ軍は被害を抑えることはできただろうが、どのみちモススクワ占領には至らなかったというのが同氏の見方だ。ただし、その後のドイツが歴史的大敗を喫したスターリングラード攻防戦の結果は変わっていたかもしれないとしている。

>>2に続く。
http://ai.2ch.sc/test/read.cgi/newsplus/1468683975/
2: ニカワ ★ 2016/07/17(日) 00:46:23.15 ID:CAP_USER9
◆「オペレーション・パイク」が実行されていたら

 ただ、独ソ戦はどちらかが完全に破滅するまで終わらない「絶滅戦争」だったため、物量で勝るソ連の最終的な勝利は変わらなかっただろう。問題は、そのためにスターリンがシベリアをあきらめ、日本との休戦を選択した可能性があることだ。ペック氏は、日本とドイツの同盟はそれほど強固なものではなかったため、日独が別々の形でソ連との戦争を終わらせた可能性は高いと見る。そして、次のように結論づける。「最低でも、日ソ戦争は欧州大戦を長引かせただろう。しかし、アメリカにとっては、日本はより与し易い相手となったかもしれない。もし、日本が1941年にソ連に宣戦布告していたら、極東は中国共産党の歌にあるように赤く染まったかもしれない。しかし、それはライジング・サンの赤だった可能性もあるのだ」

 ペック氏が『National Interest』で取り上げたもう一つの第2次大戦「if 」は、英仏が1940年に計画していた「オペレーション・パイク(槍作戦)」というソ連本土爆撃作戦に関するものだ。当時、ドイツとソ連は不可侵条約を結んでいた。英仏が中東からコーカサス地方の油田などを爆撃することで、ソ連の天然資源がドイツの手に渡るのを阻止するのが狙いだった。同氏は、もし、フランスがドイツに降伏する前にこれが実行されていたら、ソ連がドイツと同盟して英仏に宣戦布告していた可能性があると指摘する。その場合、アメリカは孤立主義の壁の裏に隠れて参戦せず、「頑固なチャーチル(英首相)すら、希望のない戦争を続ける気力を維持できなかっただろう」としている。そして、「オペレーション・パイク」が実行されなかったことは、西側の歴史にとって、非常にラッキーだったとペック氏は書いている。

 この2つの記事は、一国の歴史的な判断が、世界の行方を大きく左右することを示唆する。事は戦争における判断にはとどまらない。改憲の是非を問う国民投票が日本で行われるとすれば、先のイギリスのEU離脱の決定が今、世界経済を揺るがしているように、日本国民の判断が世界に大きな影響を与える可能性があることは否定出来ない。(内村浩介)

http://newsphere.jp/world-report/20160716-2/

8: 名無しさん@1周年 2016/07/17(日) 00:51:21.81 ID:WZg0Pljs0
>日本が真珠湾攻撃をしなかったら、アメリカは日本に宣戦布告していたか?

してました・・

190: 名無しさん@1周年 2016/07/17(日) 01:19:58.74 ID:hAT1tOIb0
>>8
そりゃどうかな?
アメリカの国民を納得させないとダメだったからね
それで四苦八苦してたわけで

9: 名無しさん@1周年 2016/07/17(日) 00:51:41.65 ID:h60C9Gbk0
とりあえずスターリンは終了してた

16: 名無しさん@1周年 2016/07/17(日) 00:53:16.51 ID:jz6tKYxI0
日本は中国を占領したがってたけどソ連なんて寒い所は欲しがらなかったろう
行ってもシベリア奥地にどんどん逃げられたら補給が死ぬ
そもそも寒さで色々機能しない

37: 名無しさん@1周年 2016/07/17(日) 00:57:07.41 ID:IKs5RLG+0
北進してどうすんだよw

アジアの植民地を解放するための戦争なのによw

207: 名無しさん@1周年 2016/07/17(日) 01:21:17.36 ID:9biZKISS0
>>37
>北進してどうすんだよw

>アジアの植民地を解放するための戦争なのによw

共産主義と戦うための戦争ってことにすれば
大義名分は立つんだから
いいんだよ

38: 名無しさん@1周年 2016/07/17(日) 00:57:16.09 ID:hA0wHf4+0
アメリカに石油の輸出止められたら終りな状況は変わらんので結局南進するしかないし
北と南の二正面作戦になって日本にとってはさらに不利だろう

48: 名無しさん@1周年 2016/07/17(日) 00:58:50.09 ID:FjDZy/ZQ0
北進しても石油はオハ油田だけだろ
継戦能力維持できるのか

185: 名無しさん@1周年 2016/07/17(日) 01:19:16.36 ID:Bk2HLy7U0
>>48
オハ油田だけでも足りると思うわ
満州や河北にもあったし

830: 名無しさん@1周年 2016/07/17(日) 02:27:20.16 ID:IBGXFQZA0
>>185
オハ油田だけならまだしも、他の油田は戦時中、あるいは戦争開始前程度の準備期間じゃ、見つけても開発、使用は無理でしょ。
ていうか、油田開発技術なんて、それこそ日本単独じゃ持ってなかったんでは?

ああいうやつの開発って、それこそアメやエゲレスの専売特許に近いくらい、技術的には高度なものだったって聞くけどな。

79: 名無しさん@1周年 2016/07/17(日) 01:03:13.04 ID:ztk3rbGm0
ジューコフが極東方面に釘付けになってたら独ソ戦はドイツが勝ってただろうな
アメリカが対日参戦しなかったらソ連への武器援助もどうなってたかわからん
ソ連が潰れてくれたら嬉しいし、イギリスは一応ドイツの本土上陸を防いだから、武器援助くらいで済むだろうし

168: 名無しさん@1周年 2016/07/17(日) 01:17:27.17 ID:Dfv5UBCH0
>>79
まったく同意だ。

おそらく、ジューコフはその性格からしてハバロフスク西の鉄橋を爆破し、我が軍の鉄道を利用した西進を阻んだであろう。
ジューコフ自身もハバロフスクを死地とし関東軍と戦い、果てたであろう。
もし退こうものなら、総崩れになるのは自明にて。
列車より、艦攻、艦爆の方が遙かに疾い。

ソ連がいかに広しといえども、モスクワが陥落したら終わりの状況であった。
物を焼いて撤退する先など、もうどこにも残っていなかったのだから。

すなわち、関東軍が海軍航空戦力(一航戦のみでも良い)を伴い北進していれば、1943年あたりの外交図面は、大幅に違っていた可能性が高い。
これがこのifのポイントだ。

重油もそれまでなら持つ。
アメリカ?
仏印あたりまで脅かして、煽っておけばよかろう。
どうせ車椅子のジジイはそのうち死んだであろうし、原爆の完成時期も彼我逆転していたやもしれんね

102: 名無しさん@1周年 2016/07/17(日) 01:07:14.61 ID:37oMr6NY0
ソ連と日本の関係は最悪だったから、ソ連を攻めても別に不思議じゃなかった。
攻めなかったのはノモンハンでボコられた影響が強かったんじゃないか。

118: 名無しさん@1周年 2016/07/17(日) 01:09:33.42 ID:klOvinCn0
ルーズベルトが生きてる限り何とかして日本との戦争に持ち込むのは明白

124: 名無しさん@1周年 2016/07/17(日) 01:10:17.35 ID:sdVX3q730
3カ月でケリを付ける予定だった日中戦争が膠着してる時点で北にせよ南にせよ勝ち目は無さそう
どちらにせよ負けるのが前提なら、南進のが結果的には良かったな
北進だったら地力のあるインドは兎も角、他はいずれ起きる独立戦争は泥沼化してたろうぜ

139: 名無しさん@1周年 2016/07/17(日) 01:13:12.14 ID:37oMr6NY0
>>124
結局、日中戦争の早期終結に失敗したのが運の尽きだったな。
対国連にしろ対米にしろ、中国がらみで外交関係が悪化してる。

125: 名無しさん@1周年 2016/07/17(日) 01:10:21.36 ID:aV3Y2KiJ0
蒋介石と和睦しとけば問答無用で北進だったな

129: 名無しさん@1周年 2016/07/17(日) 01:10:55.56 ID:yzgmNwmN0
序盤では占領地を拡大するがいずれアメリカは連合国側で参戦したろうし
そうなれば日本は米ソに挟まれて終了
仮にアメリカ参戦が無くてもドイツ降伏後に全戦力を極東に振ったソ連に
徹底的に追い詰められ日本はソ連に占領されて消滅

どうあがいても日本に勝ち筋なんてないよ

150: 名無しさん@1周年 2016/07/17(日) 01:14:37.89 ID:MuTll28w0
>>129
いや、途中でソ連と停戦するという手もあった
米国との開戦した場合は、ソ連と手を組むことも出来た
だが、当時の関東軍がそれを許さなかっただろう
満州利権でソ連と取引なんてするわけないからな

打つ手がないのではなく、初めから手を打つつもりがなかっただけ

196: 名無しさん@1周年 2016/07/17(日) 01:20:28.15 ID:O8DXecBjO
だって北進したら陸戦メインだもん
海軍としては航空隊位しか活躍の場がないから
ヤダヤダ絶対南進しないとヤダヤダ ><
って駄々こねたんだろ