1: みつを ★ 2017/10/19(木) 21:47:57.10 ID:CAP_USER9
http://www.bbc.com/japanese/features-and-analysis-41675883

ヘレン・ブリッグス記者、BBCニュース

新たに発表された研究から、イヌはオオカミと比べて寛容で友好的な性分という通説に疑義が生じている。

協調性スキルを調べるテストで、オオカミの方が、家畜化された近い種のイヌよりも優れた成績を出したのだ。

科学者は、今回の発見が、イヌはオオカミが手懐けられて人間と暮らすようになったもの、という仮説に異議を唱えるものとなる、と話している。

これまでの検証結果では、家畜化のプロセスを経てイヌはオオカミより寛容な性質になったと示唆されていた。
「我々はいまだに、大柄で悪者のオオカミと、ソファに座っている抱っこしたくなるようなイヌ、という考えに固執している」とBBCに話すのは、オーストリアのウィーンにある獣医大学のサラ・マーシャル=ペシーニ博士だ。同博士は今回の調査を率いた。
「しかし極めて簡単に言うと、物語はそこまではっきりしていないということだと思う」

社会的な絆

オオカミは非常に社会的な動物だ。密接に結びついた家族集団で暮らし、共に子オオカミを育て、集団で狩りを行う。
このような行動は、現代のイヌには見られない。とはいうものの、お互いや人間に対してより寛容で友好的な個体がイヌとして家畜化された、という考えがある。

オオカミとイヌにとって協調性は生まれつきのものかをテストするため、科学者は古典的な行動実験を行なった。
綱引きテストとして知られるもので、トレーに乗った餌を得るために、2匹の動物が同時にロープを手繰り寄せる。
動物は、一緒にロープを引いた時だけ、ご褒美として生肉の塊を与えられる。
実験でイヌは、472回中わずか2回しか成功しなかった。一方でオオカミは、416回中100回成功させた。
マーシャル=ペシーニ博士は、オオカミがこの課題を「非常にうまくこなし」、チンパンジーと同水準の成績だったと述べた。

「(オオカミは)お互いに対し非常に協力的な上、強い社会的絆を構築する」とマーシャル・ペシーニ博士は言う。
イヌはロープを使った作業で、ほとんど全くと言っていいほど協力し合うことはなかった。これは、衝突を避けたいと考えたからという可能性がある。
実験は、オーストリアのウィーンにあるオオカミ科学センターで行われた。ここでは、オオカミとイヌが小さい頃から同じ環境で育てられている。
これにより、人間からの影響がない状態で、オオカミとイヌの自然な行動への洞察が可能となる。

パズルのピース

米ニューヨークにあるストーニーブルック大学のクリシュナ・ビーラマ准教授(今回の実験には関わっていない)によると、オオカミは家畜化された唯一の大型肉食動物だと話した。
「オオカミの社会的な行動が家畜化のプロセスの鍵となった可能性はある。そのため今回のような研究が、より多くのパズルのピースを合わせる手助けとなる」と説明している。
オオカミがいかにして手懐けられてイヌになったかの話は複雑で、激しい議論がなされている。
3万年ほど前、オオカミが食べ残しをあさろうと人間の集落の周りに移ってきた。

家畜化の長いプロセスでオオカミの行動や遺伝子が変わり始め、やがて私たちが今日知るイヌに進化した。
イヌとオオカミは、持ち合わせた本能や気質が異なるものの、外見的には類似している。
米国科学アカデミー紀要 に掲載された今回の研究は、家畜化の影響について分からない点がまだあることを示唆している。

(英語記事 'Big, bad wolf' image flawed - scientists)

2017/10/19

オオカミは餌のご褒美をもらうために協力して作業するのが得意だImage copyrightROOOBERT BAYER

オオカミは子供たちに愛情をたっぷり注ぐ
http://ai.2ch.sc/test/read.cgi/newsplus/1508417277/
4: 名無しさん@1周年 2017/10/19(木) 21:49:53.56 ID:Txe8JC180
そもそもそんなイメージがない

9: 名無しさん@1周年 2017/10/19(木) 21:50:51.01 ID:6X/t9T4H0
>>4
童話だと大抵悪者

352: 名無しさん@1周年 2017/10/20(金) 21:43:40.26 ID:WaaaWBvH0
>>9
白人…に限ったことではないが、牧畜を生業としている民族には嫌われてるな
スーホの白い馬でも狼が家畜襲ってたし

364: 名無しさん@1周年 2017/10/21(土) 18:09:59.85 ID:JwkTYElA0
>>352
嫌われる訳に、「飼い犬を狙って襲う」もあって、愛犬殺されて怒る民もオオカミ退治を主張
わざわざ街まで下りてまで飼い犬狙ってる

  飢えたオオカミが町のイヌを補食
http://www.jca.apc.org/~kuzunoha/kawara-canada.htm
> ブリティッシュコロンビア北西のAtlinの居住者たちが
> 町のペットの犬を捕食している
> 飢えたオオカミに対して、武器を取る許可を得た、と 火曜日に役人がいいました。

> オオカミは、周囲の原野では不足している食物の供給のために、
> 先月、明らかに10匹の犬を殺しています。
> Atlinの居住者たちは、人間が次の目標になるかもしれないという
> 警戒の中に置かれています。

あとウィスコンシンで、救助犬がオオカミに殺された話もあるし
現場は大都市の保護団体ほど気楽なことは言えんよ
某ページより

> だが地方に住む人々は諸手をあげて喜んでいる。
> 「自分の愛犬が殺されたらどう思う?都会のオフィスに座っている保護団体連中は
> そんな目にあったことがないから、オオカミ狩を反対するんだ!」

373: 名無しさん@1周年 2017/10/21(土) 19:32:29.40 ID:F0ycw1Cw0
>>352
遊牧主体のモンゴルではむしろ民族的トーテムだろ
オオカミ狩りもするけど決して狩り尽くさないように戒められている

http://rarememory.justhpbs.jp/sika3/sika3.html
 モンゴルでは、「狼は羊の医者だ」と言われています。
羊などの牧畜が有史以前から主たる生業で、羊の天敵である狼を退治する際には、狼の巣穴を襲い新生児を殺しますが、巣穴に4匹の子がいた場合、1匹だけ残します。
その理由は、狼が絶滅すれば、羊の伝染病が蔓延し羊が全滅する恐れがあるからです。
狼が捕殺する羊の多くは、弱っている羊が殆どで、その中には病気に罹っている羊が多く、狼による適量の捕殺は伝染病をくい止める働きとなります。モンゴル人はそれで、1匹だけ残すことを掟としています。
狼は羊にとって大事な医者の働きをしていることになるわけです。

376: 名無しさん@1周年 2017/10/21(土) 20:16:25.47 ID:nVt6wXN20
>>373>>287を見るとその掟は正しかったんだな
現代科学でようやく判明したようなことを既に経験則として知っていたのか
やはり昔の人の知恵は侮れん

388: 名無しさん@1周年 2017/10/22(日) 02:42:20.26 ID:3P50OZmG0
>>376
頭でこねくり回して考えたことではない分実践科学的なんだよな
精霊の類の頃はそんな感じの話が多いが、神が出てくると変になるな

12: 名無しさん@1周年 2017/10/19(木) 21:51:38.28 ID:qMzXvpPv0
狼に育てられた少女ってリアルにいなかったっけ

250: 名無しさん@1周年 2017/10/20(金) 00:45:37.09 ID:QQn7SPVx0
>>12あれは知的障害のある姉妹に芝居させていたらしいな
世界中の学者が騙された

28: 名無しさん@1周年 2017/10/19(木) 21:55:33.43 ID:8o2NB+yJ0
狼が悪者のイメージがあるのは感染症の媒介だったからというのもあるだろ
ヴァンパイアがコウモリや狼に変化したり下僕にしたりってのはそういうとこからきてるわけだし

154: 名無しさん@1周年 2017/10/19(木) 23:00:30.15 ID:0cmCreUd0
>>28
実際には逆に感染症を抑制していたんだけどな

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%9A%E3%B9%E3%88
> ポーランドではペストの発生が抑えられていた。
> アルコール(蒸留酒)で食器や家具を消毒したり腋や足などを消臭する習慣が国民に広く定着していたほか、
> 原生林が残り、ネズミを食べるオオカミや猛禽類などが多くいたポーランドではペスト被害が発生していなかった。

164: 名無しさん@1周年 2017/10/19(木) 23:09:55.67 ID:XTMGPCkJ0
>>154
毛唐はオオカミを殺しまくったせいでペストで死んだのか
スズメを駆除しまくって害虫激増→大量餓死をやらかしたシナ人と同レベルだな

167: 名無しさん@1周年 2017/10/19(木) 23:13:27.95 ID:c26ubEbp0
>>164
殺すどころか絶滅させた日本人が何言ってるの?

181: 名無しさん@1周年 2017/10/19(木) 23:21:06.64 ID:Ou7FGwXK0
>>167
それも西洋思想に染まった結果だけどな

44: 名無しさん@1周年 2017/10/19(木) 22:02:38.81 ID:/Cg63mw70


ロムルスとレムスがいかにして手懐けられてローマを建国したかの話は複雑で、激しい議論がなされている。

76: 名無しさん@1周年 2017/10/19(木) 22:13:34.76 ID:/Cg63mw70
チェチェンの始祖も狼によって育てられたという伝説がある
 

羊は本来、狼が楽しむために創られたもので、人間が家畜として「盗んだ」という逆の解釈

93: 名無しさん@1周年 2017/10/19(木) 22:27:38.25 ID:XrqRrqha0
シートン動物記でクルートーとか読んだから、いまさら無理。

135: 名無しさん@1周年 2017/10/19(木) 22:48:48.68 ID:khBtRGsf0
一度オオカミが絶滅して、2000年頃から再分布した現在のドイツではオオカミは概ね歓迎されているらしい
要するに知らないものを恐れてただけで、知ってしまえば枯れ尾花ってことのようだ

http://d.hatena.ne.jp/o2farm/20150614
> 「ドイツには熊がいなくて、ドイツ人は熊をとても恐れている。日本には熊はいるけどオオカミはいなくて、
> 日本人はオオカミを恐れている。これはつまり、我々人間側の”知らないものは怖い”という心理でしかなく、
> 人間も生態系の一部だということを忘れつつある私たちのエゴだ」という最後のメッセージがずしーんと響きました。

210: 名無しさん@1周年 2017/10/19(木) 23:53:15.68 ID:Wz9kDRJc0
オオカミがウサギを襲うので、ウサギを保護するためにオオカミを駆除したら
一時的にウサギは増えたが、その後ウサギが滅んでしまった
という話は聞いたことあるな

213: 名無しさん@1周年 2017/10/19(木) 23:57:30.67 ID:+PDa+Z8n0
>>210
アメリカだっけ?
自然公園だか自然保護区の狼を害獣として全滅させたら
鹿とかの草食動物が増えまくっちゃってこのままじゃ植物がヤバイって
アラスカあたりから狼連れてきて移住させたっての

217: 名無しさん@1周年 2017/10/19(木) 23:59:55.92 ID:0cmCreUd0
>>213
アメリカだね
連れてきたオオカミはカナダ産

授業復習 | 世界一受けたい授業
http://www.ntv.co.jp/sekaju/onair/161022/03.html
> アメリカ・イエローストン国立公園では、20世紀前半ある問題が発生し、シカが激増。
> シカに草木が食べつくされ、生態系のバランスが崩壊、森が荒れ果ててしまいました。
> そこで、1995年にある事を行ったところ、再び草木が増え、森が再生しました。一体、何をしたのでしょうか?
>
>正解は…オオカミを放った
> オオカミのエサとしてシカが食べられたためです。
> さらに、オオカミの遠吠えを聞いたシカは、天敵のオオカミの存在に怯え、交尾のペースが減少したのです。

227: 名無しさん@1周年 2017/10/20(金) 00:04:54.40 ID:5usAfLM80
野生動物の知識が少しある奴なら野生のオオカミは
家畜を襲うぐらいで人間には、ほとんど直接的な害は与えないからな
ネコ科の頂点のトラとライオンは過去に大量殺人記録があるのに対して
イヌ科の頂点であるオオカミは人間を驚くほど殺していない

229: 名無しさん@1周年 2017/10/20(金) 00:06:03.75 ID:J7/JC7OLO
>>227
すごい

257: 名無しさん@1周年 2017/10/20(金) 01:09:22.26 ID:ElLuZkVB0
>>227
普通に人を襲いまくってるんだが?
https://en.wikipedia.org/wiki/Wolf_attacks_on_humans

フランスが一番多くて
歴史上の記録を集計したところ
1362?1918年の間に,7,600人近くが狼に殺されてる

298: 名無しさん@1周年 2017/10/20(金) 02:48:37.10 ID:OAxBSrPa0
>>257 
近年の学術的にまともな記録では 
オオカミによる死亡事故は多いとは言い難い 
少なくとも野生動物の死亡に至る獣害では 
話にならないレベル

275: 名無しさん@1周年 2017/10/20(金) 02:09:00.33 ID:13Kj/PIy0
>>257
魔女が実在するとされていた時代の記録なんて当てにならんわ
現代でさえ野犬とオオカミの被害は判別が難しいのに

310: 名無しさん@1周年 2017/10/20(金) 03:24:22.44 ID:2febnnA90
>>275
これ

例えばこのルクセンブルクのニュースでは、発見されたヒツジの死骸はオオカミに襲われたのだと噂されていたけど、痕跡をDNA鑑定した結果野犬の仕業だったことが判明している
また、同記事内ではドイツのフランクフルト研究所でもオオカミやオオヤマネコの襲撃が疑われて持ち込まれたサンプルの多くが実際には野犬の仕業だったとしている

https://www.wort.lu/en/luxembourg/september-case-luxembourg-sheep-killer-was-a-dog-not-a-wolf-562f8bac0da165c55dc4c0e8
> Luxemburger Wort - Luxembourg sheep killer was a "dog not a wolf!"

> However, the stray dog phenomenon is far from being just a Luxembourg problem
> as the Frankfurt institute receives many samples of attacks suspected to be wolf or lynx
> attacks only to find that they are dogs. In fact Schley is aware of four sheep in Saarland that have recently been killed by dogs.

つまりDNA鑑定技術確立以前の記録には信頼性が無いということになる