20130802030114

1: 名無しさん@おーぷん 2017/12/10(日)20:29:10 ID:hL5
ここはワイが訳した三国志演義をみんなで見て楽しむスレや
稚拙な訳やけど気にしないって人ならぜひ見て行ってクレメンス
ちなみに今回は五回まで実験的にやるだけやから最後までやらんで
すまんな
いずれはやるつもりやからその時によろしく
11: 名無しさん@おーぷん 2017/12/10(日)20:35:58 ID:hL5
第一回 桃園に宴し豪傑三たり義を結び 黄巾を斬りて英雄は初めて功を立つ

12: 名無しさん@おーぷん 2017/12/10(日)20:36:16 ID:hL5
詞に曰く、

滾滾たる長江水は東に行き、浪花英雄を掬い尽くす。
是非成敗転頭すれば空し、青山旧に依りて在り、幾度か夕陽紅し。
白髪漁樵す江渚の畔、見るに慣れたり秋月春風。
一壺の濁酒相い逢うを喜ぶ、古今多少の事、全て付す笑談の中。

13: 名無しさん@おーぷん 2017/12/10(日)20:37:16 ID:8Sw
原文併記はしないのか

16: 名無しさん@おーぷん 2017/12/10(日)20:38:14 ID:hL5
>>13
文章量多いから原文併記するとテンポ悪くなるしかなり時間がかかってまうんや
今回はこういうスタイルでやらせてもらうで

15: 名無しさん@おーぷん 2017/12/10(日)20:37:28 ID:hL5
さて天下の大勢は、分かれて久しければ必ず合し、合して久しければ必ず分かれます。周末には七国が分かれて争い、秦に併合されました。秦が滅びた後、楚、漢は分かれて争い、また漢に併合されました。

17: 名無しさん@おーぷん 2017/12/10(日)20:38:39 ID:hL5
漢朝は高祖が白蛇を斬って義を起こしてから、天下は統一されました。後に光武が中興し、献帝まで伝えられると、遂に三国に別れました。その乱れのわけを推察すれば、桓、霊二帝から始まりました。

18: 名無しさん@おーぷん 2017/12/10(日)20:39:42 ID:hL5
桓帝は善人を拘禁し、宦官を信任しました。桓帝が崩御し、霊帝が即位すると、大将軍の竇武、太傅の陳蕃が、互いを輔佐しました。

19: 名無しさん@おーぷん 2017/12/10(日)20:40:30 ID:hL5
この時宦官の曹節らが権力を弄び、竇武、陳蕃は彼らを誅殺しようと謀りましたが、事は秘密にならず、かえって害され、宦官はこれ以降ますます横柄になりました。

21: 名無しさん@おーぷん 2017/12/10(日)20:41:41 ID:DhU
>>19
この丁寧な前代の説明すこ

24: 名無しさん@おーぷん 2017/12/10(日)20:43:16 ID:hL5
>>21
日本の三国志やとこういう部分省かれるけどこういう説明はやっぱりええな

25: 名無しさん@おーぷん 2017/12/10(日)20:43:31 ID:1rB
>>24
必要よな

20: 名無しさん@おーぷん 2017/12/10(日)20:41:34 ID:hL5
建寧二年の四月望日、霊帝は温徳殿におりました。玉座に上ろうとすると、殿の角から狂風が起こり、一匹の大きな青蛇が現れ、梁の上から下に飛び降り、椅子の上で蟠りました。

23: 名無しさん@おーぷん 2017/12/10(日)20:42:46 ID:mew
>>20
この辺のこれから始まるアドベンチャー的なワクワク感すこ

27: 名無しさん@おーぷん 2017/12/10(日)20:44:05 ID:hL5
>>23
ワイもすき
演義の文作った人ってやっぱりすごいわ

22: 名無しさん@おーぷん 2017/12/10(日)20:42:34 ID:hL5
霊帝は驚いて倒れ、周りの者が急いで救って宮中に入れ、百官は皆逃げ出しました。しばらくしてから、蛇は見えなくなりました。

26: 名無しさん@おーぷん 2017/12/10(日)20:43:32 ID:hL5
突然大きな雷と大きな雨が起こり、雹も降り、夜中になってようやく止みましたが、壊された家屋は無数でし。建寧四年の二月には、洛陽で地震が起こり、また海水が氾濫し、海沿いの住民は、ことごとく大浪にさらわれて海中に入りました。

28: 名無しさん@おーぷん 2017/12/10(日)20:44:09 ID:IVl
>>26
はちゃめちゃで草

31: 名無しさん@おーぷん 2017/12/10(日)20:45:20 ID:hL5
>>28
あくまで小説やからある程度ハチャメチャなのはしゃーない

33: 名無しさん@おーぷん 2017/12/10(日)20:45:41 ID:DhU
>>26
方丈記感

29: 名無しさん@おーぷん 2017/12/10(日)20:44:32 ID:hL5
光和元年には、雌の鶏が雄になりました。六月の朔日には、黒い気が十丈余り現れ、温徳殿の中に飛び入りました。秋七月には、虹が玉堂に現れ、五原の崖が、ことごとく崩壊しました。種々の凶兆は、一つに止まりませんでした。

32: 名無しさん@おーぷん 2017/12/10(日)20:45:34 ID:hL5
霊帝は詔を下し群臣に災害の理由を問うと、議郎の蔡邕が上疏して、虹が落ち雌と化したのは、婦人や宦官が政に干渉したために起こった事だと言い、言葉はすこぶる実直でした。霊帝は上奏を見ると嘆息し、更衣に行きました。

34: 名無しさん@おーぷん 2017/12/10(日)20:46:31 ID:hL5
曹節が後ろから覗き見ると、ことごとくを周りの者に告げたため、遂に他の事に託つけて蔡邕は罪に陥れられ、郷里に帰らされました。後に張譲、趙忠、封諝、段珪、曹節、侯覧、蹇碩、程曠、夏惲、郭勝の十人は組んで奸悪を行い「十常侍」と号されました。

35: 【57】 2017/12/10(日)20:46:32 ID:NRd
世は正に世紀末感あるわ

36: 名無しさん@おーぷん 2017/12/10(日)20:47:14 ID:DhU
>>35
世紀末は黄巾跋扈からやろ

38: 名無しさん@おーぷん 2017/12/10(日)20:47:32 ID:IVl
蔡ヨウもろくな目にあわんなあ

39: 名無しさん@おーぷん 2017/12/10(日)20:47:32 ID:hL5
霊帝は張譲を尊敬して信任し、「阿父」と呼びました。朝政は天下を壊し、天下の人の心に乱を考えさせ、盗賊が蜂起ました。

43: 名無しさん@おーぷん 2017/12/10(日)20:48:39 ID:DhU
>>39
項羽「亜父やぞ」

47: 名無しさん@おーぷん 2017/12/10(日)20:49:39 ID:hL5
>>43
これで合ってるはずだけど後で原文確認してみる

50: 名無しさん@おーぷん 2017/12/10(日)20:50:13 ID:DhU
>>47
冗談やで

気にしなくてええで

40: 名無しさん@おーぷん 2017/12/10(日)20:48:06 ID:mew
ハチャメチャがwwwww押し寄せてくるwwwww

42: 名無しさん@おーぷん 2017/12/10(日)20:48:37 ID:hL5
この時鉅鹿郡に兄弟三人がおり、一人の名は張角、一の名は張宝、一人の名は張梁でした。この張角は元々秀才に落第し、山に入って薬を採っていると、ひとりの老人に会い、碧眼に童顔で、手に藜杖を持ち、

45: 名無しさん@おーぷん 2017/12/10(日)20:49:16 ID:1rB
張角様きたー

49: 名無しさん@おーぷん 2017/12/10(日)20:49:51 ID:hL5
張角を呼んで一つの洞の中に入らせ、天書を三巻授け、「この名は太平要術という。汝はこれを習得し、天に代わり教化を伝え、あまねく世の人を救うのだ。もし異心を生じさせれば、必ず報いを受けるだろう。」と言いました。

58: 名無しさん@おーぷん 2017/12/10(日)20:51:50 ID:mew
>>49
太平要術の中2感もすこ

52: 名無しさん@おーぷん 2017/12/10(日)20:50:38 ID:hL5
張角は拝んで姓名を問いました。老人は「我こそは南華老仙である。」と言い、言い終えると、一陣の清風と化して去りました。張角はこの書を得ると、日夜習得に励み、風を呼び雨を呼べるようになり、「太平道人」と号しました。

55: 名無しさん@おーぷん 2017/12/10(日)20:51:26 ID:DhU
>>52
南華老仙←姓名じゃない

56: 名無しさん@おーぷん 2017/12/10(日)20:51:36 ID:hL5
中平元年の正月のうちに、疫病が流行すると、張角は符と水を施し、人のために病を治し、「大賢良師」と自称しました。張角には弟子五百人余りがおり、四方を放浪し、皆符を書き呪文を唱えられました。

61: 名無しさん@おーぷん 2017/12/10(日)20:52:39 ID:hL5
これ以降徒党が日に日に多くなると、張角は三十六方を立て、大方は一万人余り、小方は六、七千で、各々指導者を立て、将軍と称し、「蒼天已に死す、黄天当に立つべし、歲甲子に在りて、天下大吉。」と流言を行い、人に各々白い土で「甲子」の二字を家の門の上に書かせました。

63: 名無しさん@おーぷん 2017/12/10(日)20:53:41 ID:hL5
青、幽、徐、冀、荊、揚、兗、豫の八州の人は、家々で大賢良師張角の名字を奉じました。張角は党人の馬元義を遣わし、密かに金や絹を持たせ、宦官の封諝と結ばせ、内応させました。

66: 名無しさん@おーぷん 2017/12/10(日)20:54:36 ID:hL5
張角は二人の弟と「得難いのは、民心だ。今民心はすでに帰順しているので、もし勢いに乗じて天下を取らねば、誠に惜しい事になる。」と相談し、

67: 名無しさん@おーぷん 2017/12/10(日)20:55:00 ID:1rB
蒼天已死
黄天当立

69: 名無しさん@おーぷん 2017/12/10(日)20:55:36 ID:hL5
遂に一方で密かに黄旗を作り、事を起こす期を決めて、一方で弟子の唐周に、書を持たせて封諝に報せました。唐周は真っ直ぐと省中に赴き変を告げました。

70: 名無しさん@おーぷん 2017/12/10(日)20:56:11 ID:IVl
中央の役人を内応させようとするとかやることやってんだよな

73: 名無しさん@おーぷん 2017/12/10(日)20:56:55 ID:hL5
>>70
せやな
もし間違いがあれば漢王朝が転覆していたで

71: 名無しさん@おーぷん 2017/12/10(日)20:56:36 ID:hL5
霊帝は大将軍の何進を召し兵を整えさせて馬元義を捕らえ、彼を斬り、次に封諝ら一党を捕らえて獄に下しました。張角は事が露見したと聞き知ると、その夜のうちに兵を挙げ、自らを「天公将軍」と称し、張宝は「地公将軍」と称し、張梁は「人公将軍」と称し、

72: 【82】 2017/12/10(日)20:56:53 ID:NRd
肉屋来たわね

74: 名無しさん@おーぷん 2017/12/10(日)20:57:36 ID:hL5
人々に「今漢の命運は終わろうとし、大聖人が出た。汝らは皆天に順じ正に従い、太平を楽しむのがよろしかろう。」と言いました。四方の百姓で、黄巾を纏い張角に従い背いた者は四、五十万もおりました。賊の勢力は大きく、官軍は風を受けて靡きました。

75: 名無しさん@おーぷん 2017/12/10(日)20:57:50 ID:1rB
もし異心を起こせばとかいうフラグ

77: 名無しさん@おーぷん 2017/12/10(日)20:58:29 ID:hL5
>>75
それ
演義って伏線結構多いからそういうところも楽しんでみてやで

76: 名無しさん@おーぷん 2017/12/10(日)20:58:10 ID:DhU
馬元義「グエー車裂きンゴw」

民衆「なんや、そんな血ィ出へんやないか」


ホント糞

81: 名無しさん@おーぷん 2017/12/10(日)20:59:23 ID:hL5
>>76
そんなんあるんか
始めて知ったわ

83: 名無しさん@おーぷん 2017/12/10(日)21:00:12 ID:DhU
>>81
うろ覚えンゴw

なかったらすまんやで

78: 名無しさん@おーぷん 2017/12/10(日)20:58:35 ID:hL5
何進は霊帝に速やかに詔を下し、令各処に防御させ、賊を討ち功を立てさせるよう上奏し、一方で中郎将の盧植、皇甫嵩、朱儁を遣わし、各々に精鋭を引き連れさせ、三路に分かれて討伐をさせました。

79: 名無しさん@おーぷん 2017/12/10(日)20:58:54 ID:dlq
小説やから楽しませる部分もあるのな演義は

80: 名無しさん@おーぷん 2017/12/10(日)20:59:19 ID:1rB
皇甫嵩さん無双武将にならんかなー
他増やしてほしいねん

82: 名無しさん@おーぷん 2017/12/10(日)20:59:37 ID:hL5
さて張角の一軍は、前進し幽の境を侵しておりました。幽州太守の劉焉は、江夏郡竟陵県の人、漢の魯恭王の後裔で、この時賊兵が到ったと聞くと、校尉の鄒靖を召して計議しました。

84: 名無しさん@おーぷん 2017/12/10(日)21:00:12 ID:dlq
お、劉備の師匠ゥー!

86: 名無しさん@おーぷん 2017/12/10(日)21:00:38 ID:hL5
鄒靖が「賊兵は多く、我らの兵は少ないので、明公は速やかに軍を招いて敵に応じてください。」と言うと、劉焉はその話の通りだと思い、ただちに立て札を出して義兵を募集しました。立て札が涿県に到ると、涿県の中から一人の英雄を引き出しました。

88: 名無しさん@おーぷん 2017/12/10(日)21:01:39 ID:hL5
その人ははなはだは読書を好まず、性格は寛容で、口数は少なく、喜怒を顔色に表さず、元より大志があり、専ら天下の豪傑と交わりを結ぶのを好み、

89: 名無しさん@おーぷん 2017/12/10(日)21:02:40 ID:hL5
身長は七尺五寸、両耳は肩まで垂れ、両手は膝を越え、目は自らの耳を顧みられ、顔は冠玉のごとく、唇は脂を塗るがごとく、中山靖王劉勝の後裔、漢の景帝閣下の玄孫で、姓を劉、名を備、字を玄徳といいました。

104: 名無しさん@おーぷん 2017/12/10(日)21:06:51 ID:mew
>>89
オークかな?

90: 名無しさん@おーぷん 2017/12/10(日)21:03:05 ID:IVl
>>89
化け物定期

93: 名無しさん@おーぷん 2017/12/10(日)21:03:56 ID:DhU
>>90
容貌魁偉はステータスやったんちゃうか?(適当)

94: 名無しさん@おーぷん 2017/12/10(日)21:04:20 ID:hL5
>>90
ここ凄い容貌の奴が来たって驚く所やろ
化け物や妖怪扱いで草生える

95: 名無しさん@おーぷん 2017/12/10(日)21:04:26 ID:1rB
紫髯碧眼がまともに見える

97: 名無しさん@おーぷん 2017/12/10(日)21:05:26 ID:hL5
>>95
まあ手が膝を越えるって容貌に勝てるやつなかなかおらんやろ

98: 【21】 2017/12/10(日)21:05:33 ID:NRd
無双のDLCでこのバージョンの劉備が来たら話題になりそう

100: 名無しさん@おーぷん 2017/12/10(日)21:05:49 ID:1rB
>>98
買うわ

101: 名無しさん@おーぷん 2017/12/10(日)21:05:51 ID:hL5
>>98
リーチ長そう

92: 名無しさん@おーぷん 2017/12/10(日)21:03:42 ID:hL5
昔劉勝の子劉貞は、漢の武帝の時涿鹿亭侯に封じられましたが、後に酌金を払わず侯を失い、そのため末裔は残って涿県におりました。玄徳の祖父は劉雄で、父は劉弘でした。劉弘はかつて孝廉に挙げられ、また官吏になりましたが、早くに亡くなりました。

96: 名無しさん@おーぷん 2017/12/10(日)21:04:42 ID:hL5
玄徳は幼くして父を失い、母に仕えて孝行をし、家は貧しく、わらじを売りむしろを織って業としておりました。家はこの県の楼桑村にありました。

105: 名無しさん@おーぷん 2017/12/10(日)21:06:59 ID:8Sw
>>96
このわらじって日本のわらじイメージでええんやろか
kSVL522

110: 名無しさん@おーぷん 2017/12/10(日)21:08:26 ID:hL5
>>105
そういえばてっきり日本のわらじだと思い込んでいて調べたことなかったわ
何の本読めばそれがわかるんやろか?
ワイの専門外なんで詳しい人いたらオナシャス

112: 名無しさん@おーぷん 2017/12/10(日)21:09:14 ID:mew
>>110
中国のわらじは日本のより気持ち丈があるくらいやで

99: 名無しさん@おーぷん 2017/12/10(日)21:05:40 ID:hL5
その家の東南には、一本の大きな桑の樹があり、高さは五丈余りで、遥かにこれを望むと、生い茂って車蓋のようでした。占い師は「この家から必ず貴人が出る。」と言いました。

103: 名無しさん@おーぷん 2017/12/10(日)21:06:42 ID:hL5
玄徳は幼い時、郷里の子供と樹の下で戯れ、「私は天子になり、このような車蓋に乗るぞ。」と言ったので、叔父の劉元起はその言葉を素晴らしいと思い、「この子は常ならぬ人だ!」と言い、玄徳の家が貧しいと見ると、常に彼らに支援をしました。

108: 名無しさん@おーぷん 2017/12/10(日)21:07:26 ID:IVl
>>103
叔父さんの感想真逆で草

113: 名無しさん@おーぷん 2017/12/10(日)21:09:18 ID:hL5
>>108
演義やと面白さ優先のためにこういう細かい所も変わってるんや

109: 名無しさん@おーぷん 2017/12/10(日)21:07:38 ID:hL5
この立て札を見ると、憤って長嘆しました。後ろから一人が声を張り上げて「大丈夫が国家のために力を尽くさず、何故長嘆するのだ?」と言いました。

111: 名無しさん@おーぷん 2017/12/10(日)21:08:40 ID:hL5
年が十五歲になると、母は遊学に遣わし、鄭玄、盧植に師事し、公孫瓚らと友になりました。劉焉が立て札を出し軍を招いた時、玄徳は年が二十八歲でした。

114: 名無しさん@おーぷん 2017/12/10(日)21:09:31 ID:IVl
>>111
やっぱ曹操と比べてかなりスタートが遅れてんな

118: 名無しさん@おーぷん 2017/12/10(日)21:10:19 ID:hL5
>>114
ネタバレしないけどその人は早くから官職についてるからな

115: 名無しさん@おーぷん 2017/12/10(日)21:09:42 ID:hL5
玄徳が振り返ってその人を見ると、身長は八尺、豹の頭に環の眼、燕の頷に虎の鬚、声は巨大な雷のごとく、勢いは奔走する馬のごとしです。玄徳は彼の容貌が普通でないと見ると、彼の姓名を問いました。

122: 名無しさん@おーぷん 2017/12/10(日)21:11:13 ID:1rB
>>115
普通でないっておまいう

124: 名無しさん@おーぷん 2017/12/10(日)21:12:11 ID:IVl
>>115
豹の頭とか(●゚◇゚●)の頷って想像しにくい

129: 名無しさん@おーぷん 2017/12/10(日)21:13:32 ID:hL5
>>124
原文やとこうなってるからしゃーない
なんとなくすごい人って思っとけばええんや

116: 【27】 2017/12/10(日)21:10:04 ID:NRd
また化け物で草

125: 名無しさん@おーぷん 2017/12/10(日)21:12:13 ID:hL5
>>116
妖怪の会合みたいに言うの草生えるからやめーや

119: 名無しさん@おーぷん 2017/12/10(日)21:10:33 ID:mew
周りの民衆「ヒエッ……」

120: 名無しさん@おーぷん 2017/12/10(日)21:10:44 ID:hL5
その人は「某は姓を張、名を飛、字を翼徳と申す。代々涿郡に住み、少しばかり田畑を持ち、酒を売り豚を屠り、専ら天下の豪傑と交わりを結ぶのを好んでいる。今公が立て札を見ながら嘆いているのを見て、その事を問おうとしたのだ。」と言ったので、

123: 名無しさん@おーぷん 2017/12/10(日)21:11:46 ID:hL5
玄徳は「私は元より漢室の宗族で、姓は劉、名は備と申します。今黄巾が乱を起こしていると聞き、志は賊を破り民を安んじることにありますが、恨めしくも力がないため、長嘆していたのです。」と言うと、

126: 名無しさん@おーぷん 2017/12/10(日)21:12:47 ID:hL5
張飛は「私にはいささか資財があるので、郷里の勇士を招き、公と共に大事を起こすのは、いかがか?」と言ったので、玄徳ははなはだ喜び、共に村の酒店の中に入って酒を飲みました。

128: 【69】 2017/12/10(日)21:13:29 ID:NRd
張飛気さくやな

133: 名無しさん@おーぷん 2017/12/10(日)21:14:14 ID:hL5
>>128
張飛はこういうところが親しまれやすいのかもな

130: 名無しさん@おーぷん 2017/12/10(日)21:13:46 ID:hL5
まさに飲んでいると、一人の大男が現れ、一輌の車を押して来て、店の門に到と車を止め、店に入ると座り、ただちに店員を呼んで「早く酒を飲ませろ。私は城に入り軍に身を投じるのだ。」と言いました。

131: 名無しさん@おーぷん 2017/12/10(日)21:14:00 ID:1rB
せっかち

132: 名無しさん@おーぷん 2017/12/10(日)21:14:13 ID:mew
まーた化け物か(呆れ)

134: 名無しさん@おーぷん 2017/12/10(日)21:14:31 ID:1rB
次はどんな妖怪さんが来たんです?

137: 名無しさん@おーぷん 2017/12/10(日)21:15:29 ID:hL5
>>134
当初のワイの予想「劉備かっけー、張飛かっけー、次は誰がくるんや?」
今「妖怪の集まりやんけ」

135: 名無しさん@おーぷん 2017/12/10(日)21:14:47 ID:hL5
玄徳がその人を見ると、身長は九尺、髯の長さは二尺、顔は熟した棗のごとく、唇は脂を塗ったがごとく、丹鳳の眼、臥した蚕の眉、容貌は堂々、威風は凛々としておりました。玄徳は彼を招いて同席させ、彼の姓名を尋ねました。

142: 名無しさん@おーぷん 2017/12/10(日)21:16:23 ID:IVl
>>135
店員「もうだいぶ酔うとるやんけ」

136: 【28】 2017/12/10(日)21:15:14 ID:NRd
今の所妖怪大戦争なんですが、それは…

140: 名無しさん@おーぷん 2017/12/10(日)21:16:10 ID:mew
主人公勢のキャラデザは特徴ないと駄目だから仕方ないね

145: 名無しさん@おーぷん 2017/12/10(日)21:17:47 ID:hL5
>>140 
まさにその通りや 
演義やと主要キャラには正史にはない特徴つけられてる 

139: 名無しさん@おーぷん 2017/12/10(日)21:15:48 ID:hL5
その人は「私は姓を関、名を羽、字を長生といい、後に雲長と改め、河東郡解良県の人です。本拠の豪族が、権勢を頼り人を侮ったので、私は殺し、江湖に難を逃れ、五、六年になります。

141: 【20】 2017/12/10(日)21:16:18 ID:NRd
サラッと物騒な事言ってて草

145: 名無しさん@おーぷん 2017/12/10(日)21:17:47 ID:hL5
>>141
昔やと人権も軽かったんやろ(適当)

143: 名無しさん@おーぷん 2017/12/10(日)21:16:51 ID:hL5
今ここで軍を招き賊を破ろうとしていると聞き、特に応募に参ったのです。」と言ったので、玄徳は己の志を彼に告げました。雲長は大いに喜びました。共に張飛の荘に行き、大事を協議しました。

144: 名無しさん@おーぷん 2017/12/10(日)21:17:41 ID:mew
横山三国志の張飛は最初、劉備の二倍くらい身長あったよな
手でパタパタ矢を落としてたしガチの妖怪レベルやった
20100902001027

147: 名無しさん@おーぷん 2017/12/10(日)21:18:40 ID:hL5
>>144
あれ四メートル超えてるやろ

146: 名無しさん@おーぷん 2017/12/10(日)21:17:55 ID:hL5
張飛が「私の荘の後ろには一つの桃園があり、花は開いてまさに盛んなので、明日園の中で天地を祭り、我ら三人で結んで兄弟となり、協力して心を同じくし、しかる後に大事を図りましょう。」と言うと、玄徳、雲長は声を揃えて「それははなはだ良い。」と応じました。

148: 【79】 2017/12/10(日)21:18:45 ID:NRd
桃園…男3人…なにも起きないハズもなく…

149: 名無しさん@おーぷん 2017/12/10(日)21:18:51 ID:hL5
次の日、桃園の中で、黒い牛と白い馬を用意して祭礼の準備をすると、三人は香を焚き再拝して「劉備、関羽、張飛は、姓を異にしますが、すでに結んで兄弟となったため、心を同じくして協力し、苦しみを救い危うきを助け、上は国家に報い、下は庶民を安んじ、

151: 名無しさん@おーぷん 2017/12/10(日)21:19:53 ID:UW2
同じ時に死すとすって奴実現してないやんけ

157: 名無しさん@おーぷん 2017/12/10(日)21:20:59 ID:mew
>>151
あくまで天命を願うだけやから

152: 名無しさん@おーぷん 2017/12/10(日)21:19:54 ID:hL5
同年同月同日に生まれる事を求めずとも、ただ同年同月同日に死ぬ事を願います。皇天后土は、この心をご照覧ください。義に背き恩を忘れれば、天も人も共に殺してください!」と誓いました。

154: 【34】 2017/12/10(日)21:20:31 ID:NRd
>>152
あぁ…改めて見ると涙出そうになるわこの台詞

156: 名無しさん@おーぷん 2017/12/10(日)21:20:55 ID:hL5
誓い終えると、玄徳を拝んで兄とし、関羽がそれに次ぎ、張飛が末弟となりました。天地を祭るのを止め、牛を料理し酒を用意し、郷里の勇士を集めると、三百人余りを得て、桃園の中で痛飲して酔いました。

158: 名無しさん@おーぷん 2017/12/10(日)21:21:31 ID:1rB
>>156
あの流れでなんで玄徳が長兄になるんやろ
年齢?

161: 名無しさん@おーぷん 2017/12/10(日)21:22:19 ID:mew
>>158
普通張飛よな
宴も仲間も張飛持ちやし
年齢ちゃうか?

162: 名無しさん@おーぷん 2017/12/10(日)21:23:07 ID:hL5
>>158
民間伝承ではいろいろあるけど演義では一切不明

168: 名無しさん@おーぷん 2017/12/10(日)21:25:13 ID:IVl
>>162
なんか義兄弟の契り結んだあと裏切ったやついなかったっけ

171: 名無しさん@おーぷん 2017/12/10(日)21:26:18 ID:mew
>>168
おらんで
ネタバレあれやから詳しくは言わんが

177: 名無しさん@おーぷん 2017/12/10(日)21:27:55 ID:IVl
>>171
サンキュー
三国にはおらんだか、何かと混同したんやな

174: 名無しさん@おーぷん 2017/12/10(日)21:27:07 ID:hL5
>>168
演義やといなかった気がする
漢初に刎頸の交わりを結んだ二人が争いあったとかが思いついた

186: 名無しさん@おーぷん 2017/12/10(日)21:30:54 ID:dlq
>>174
それって張耳と陳余?

189: 名無しさん@おーぷん 2017/12/10(日)21:31:38 ID:hL5
>>186
せやで

159: 名無しさん@おーぷん 2017/12/10(日)21:21:45 ID:IVl
義兄弟の誓いってどれくらい重いんやろなあ

162: 名無しさん@おーぷん 2017/12/10(日)21:23:07 ID:hL5
>>159
演義では手足と同等って台詞が出て来るくらい重い
ネタバレになるから詳しくはいわんでおく

160: 名無しさん@おーぷん 2017/12/10(日)21:21:56 ID:hL5
次の日武器を集めると、恨めしくも乗る馬がありませんでした。まさに思案していると、ある人が二人の客が来て、一団の共を引き連れ、一群の馬を追い、荘に来たと報せられました。玄徳は「これは天が私を助けたのだ!」と言いました。

163: 名無しさん@おーぷん 2017/12/10(日)21:23:15 ID:hL5
三人は荘を出て迎え入れました。元より来た二人の客は中山の大商人で、一人の名は張世平、一人の名は蘇双といい、毎年北に行って馬を売っておりましたが、近頃賊が現れたため帰って来ていたのでした。

165: 名無しさん@おーぷん 2017/12/10(日)21:24:10 ID:hL5
玄徳は二人を呼んで荘に入れ、酒を用意して歓待し、賊を討ち民を安んじようとしていると訴えました。二人の客は大いに喜び、良馬五十匹を送り、また金銀五百両、鋼一千斤を贈り、資金にさせました。

167: 名無しさん@おーぷん 2017/12/10(日)21:25:12 ID:hL5
玄徳は二人の客と感謝して別れると、ただちに名匠に双股の剣を打たせました。雲長は青龍偃月刀を造り、またの名を「冷艶鋸」といい、重さは八十二斤でした。張飛は丈八の点鋼矛を造りました。各々全身に鎧を纏いました。

173: 名無しさん@おーぷん 2017/12/10(日)21:26:59 ID:8Sw
>>167
あ、ここから蛇矛かとおもってたわ

178: 名無しさん@おーぷん 2017/12/10(日)21:27:57 ID:hL5
>>173
説明ないからわからんな
これがすなわち蛇矛なんや
後々はずっと蛇矛って表記されるで

170: 名無しさん@おーぷん 2017/12/10(日)21:26:13 ID:hL5
皆で郷里の勇士五百人余りを集めると、鄒靖に会いに行きました。鄒靖は太守の劉焉に引き合わせました。三人は拝謁すると、各々姓名を名乗りました。玄徳が宗族だと話すと、劉焉は大いに喜び、玄徳を甥と認めました。

175: 名無しさん@おーぷん 2017/12/10(日)21:27:18 ID:hL5
数日もしないうちに、ある人が黄巾の賊将程遠志が兵五万を統べ涿郡を侵したと報せました。劉焉は鄒靖に玄徳ら三人を引き連れさせ、兵五百を統べさせ、敵を破りに行かせました。玄徳らは欣然として軍を率いて前進し、真っ直ぐと大興山の下に到ると、賊と相見えました。

176: 名無しさん@おーぷん 2017/12/10(日)21:27:49 ID:dlq
程遠志

179: 名無しさん@おーぷん 2017/12/10(日)21:28:18 ID:hL5
賊衆は皆髪を縛らず、黄巾を額に当てておりました。この時両軍が相対すと、玄徳は馬を出し、左は雲長、右は翼徳で、鞭を揚げ「国に背く逆賊め、どうして早く降伏せんのだ!」と大いに罵ったので、程遠志は大いに怒り、副将の鄧茂を戦いに出しました。

180: 名無しさん@おーぷん 2017/12/10(日)21:29:18 ID:hL5
張飛が丈八蛇矛を立て真っ直ぐと出ていき、手を起こすと、鄧茂の心臓を刺し、身を翻して落馬しました。程遠志は鄧茂を失ったのを見ると、馬を叩き刀を舞わせ、真っ直ぐと張飛に取って掛かりました。

181: 【37】 2017/12/10(日)21:29:41 ID:NRd
妖怪3人相手にようやるわ

183: 名無しさん@おーぷん 2017/12/10(日)21:30:13 ID:1rB
人が突き殺されるの見て突撃するってすげーよな

185: 名無しさん@おーぷん 2017/12/10(日)21:30:18 ID:hL5
雲長が大刀を舞わせ、馬を走らせて迎え撃ちました。程遠志はそれを見ると、一驚を喫し、手向かう暇もなく、雲長が刀を起こし、振るうと両断にされました。

188: 名無しさん@おーぷん 2017/12/10(日)21:31:16 ID:hL5
後世の人が二人を詩で称賛していいますには、

英雄が鋒を現すは今朝に在り、一人は矛を試し一人は刀を試す。
初めて出でてすなわちまさに威力を述べんとし、三分に宜しく姓名を記す。

190: 名無しさん@おーぷん 2017/12/10(日)21:32:20 ID:hL5
賊衆は程遠志が斬られたのを見ると、皆戈を倒して逃げ出しました。玄徳が軍を指揮して追いかけると、投降した者はその数を計りきれず、大勝して帰りました。劉焉は自ら迎え、恩賞を与えて兵士を慰労しました。

192: 名無しさん@おーぷん 2017/12/10(日)21:33:17 ID:hL5
次の日、青州太守龔景の手紙を受け取り、黄巾賊が城を包囲してまさに陥落しようとしており、救援を求めたいと言っておりました。劉焉は玄徳と相談しました。玄徳が「備が救いに行きます。」と言ったので、劉焉は鄒靖に兵五千を率いさせ、玄徳、関、張と共に、青州に行かせました。

196: 名無しさん@おーぷん 2017/12/10(日)21:34:28 ID:IVl
正史の劉焉は野心あふれるやつだよな
>>192
レア将の龔景さんやんけ

195: 名無しさん@おーぷん 2017/12/10(日)21:34:19 ID:hL5
賊衆は救援の兵が来たと見ると、兵を分けて混戦に持ち込みました。玄徳は寡兵で勝てず、三十里撤退して陣を敷きました。玄徳は関、張に「賊は多く我らは少ないので、奇兵を出して、ようやく勝ちを得られる。」と言い、

198: 名無しさん@おーぷん 2017/12/10(日)21:35:22 ID:hL5
こうして関公に一千の軍を引き連れさせて山の左に伏せさせ、張飛に一千の軍を引き連れさせて山の右に伏せさせ、鉦を鳴らすのを合図に、一斉に出させて応援させようとしました。

204: 名無しさん@おーぷん 2017/12/10(日)21:38:56 ID:mew
>>198
この辺の戦術は劉備が指揮とったんかね
徐庶いなくても有能やね

207: 名無しさん@おーぷん 2017/12/10(日)21:39:52 ID:hL5
>>204
演義の劉備の描写を見ると智勇兼備って感じ
他に凄いやつがいるから目立ってないだけで

200: 名無しさん@おーぷん 2017/12/10(日)21:36:21 ID:hL5
次の日、玄徳と鄒靖は軍を引き連れ太鼓を騒がせて進みました。賊衆が迎え撃つと、玄徳は軍を引き連れてただちに撤退しました。

202: 名無しさん@おーぷん 2017/12/10(日)21:37:17 ID:hL5
賊衆が勢いに乗じて追って来て、山嶺を過ぎようとすると、玄徳の軍中で一斉に鉦が鳴り、左右から両軍が一斉に出てきて、玄徳は軍を指揮し身を反して再び戦いました。

203: 名無しさん@おーぷん 2017/12/10(日)21:38:20 ID:hL5
三路から挟撃され、賊衆は大敗しました。真っ直ぐと青州城下まで追うと、太守の龔景もまた民兵を率い城を出て戦いを助けました。賊は大敗し、殺戮された者は極めて多く、遂に青州の包囲は解けました。

205: 名無しさん@おーぷん 2017/12/10(日)21:39:16 ID:hL5
後世の人が玄徳を詩で称賛していいますには、

謀を巡らし算を決して神功有り、二虎もまたすべからく一龍に譲るべし。
初めて出でてすなわちよく偉業を成し、自らまさに分鼎我が身に在ればなるべし。

206: 名無しさん@おーぷん 2017/12/10(日)21:39:28 ID:IVl
しかしナチュラルに田豫の存在消されとるな

210: 名無しさん@おーぷん 2017/12/10(日)21:41:03 ID:hL5
>>206
演義は小説だからね
記録である正史と違って必要でなければ登場すらさせないこともしばしばや

208: 名無しさん@おーぷん 2017/12/10(日)21:40:17 ID:hL5
龔景が軍を労い終えると、鄒靖は帰ろうとしました。玄徳は「近頃中郎将の盧植と賊の首領張角が広宗で戦っていると聞いておりますが、備は昔盧植に師事していたので、彼を助けに行きたく存じます。」と言いました。

209: 名無しさん@おーぷん 2017/12/10(日)21:40:48 ID:1rB
智勇兼備の妖怪やったんやな

211: 名無しさん@おーぷん 2017/12/10(日)21:41:18 ID:hL5
こうして鄒靖は軍を引き連れて帰り、玄徳と関、張は手勢五百人を引き連れて広宗に行きました。盧植の軍中に到ると、帳に入って礼をし、つぶさに来た理由を述べました。盧植は大いに喜び、帳の前に留めて命を待たせました。

212: 名無しさん@おーぷん 2017/12/10(日)21:42:19 ID:hL5
この時張角の賊衆は十五万、盧植の兵は五万で、広宗で拒み合い、勝負はつきませんでした。盧植が玄徳に「私は今賊をここで包囲しているが、賊の弟の張梁、張宝は潁川で、皇甫嵩、朱儁と対陣している。

213: 名無しさん@おーぷん 2017/12/10(日)21:43:17 ID:IVl
>>212
3倍の敵を相手に包囲しているってよう言えるな

215: 名無しさん@おーぷん 2017/12/10(日)21:43:51 ID:8Sw
>>213
包囲殲滅陣やで(ぉ

216: 名無しさん@おーぷん 2017/12/10(日)21:44:07 ID:hL5
>>213
そういえばそうやな
実は虚勢張ってるだけなのかもしれん

214: 名無しさん@おーぷん 2017/12/10(日)21:43:25 ID:hL5
お前は手勢の人馬を引き連れ、私がさらに一千の官軍を渡してやるから、潁川に前進して様子を探り、期を決めて賊を除き捕らえてくれ。」と言ったので、玄徳は命を受け、軍を引き連れてその夜のうちに潁川に行きました。

217: 名無しさん@おーぷん 2017/12/10(日)21:44:21 ID:hL5
この時皇甫嵩、朱儁は軍を率いて賊を拒んでおり、賊は不利となって、長社に退き、草原に陣営を敷いておりました。皇甫嵩が朱儁に「賊は草原に陣を敷いているので、火を用いて攻めるべきだ。」と計を与えると、兵士に、束の草を一組持たせ、密かに埋伏させました。

218: 名無しさん@おーぷん 2017/12/10(日)21:45:16 ID:hL5
その夜強風が突然起こりました。二更以後、一斉に火を放ち、皇甫嵩と朱儁が各々兵を引き連れて賊の陣を攻撃すると、火焔は天を満たし、賊衆は驚き慌て、馬に鞍も乗せられず、人は甲冑をつけられず、四散して逃げ出しました。

221: 名無しさん@おーぷん 2017/12/10(日)21:46:17 ID:hL5
夜が明けるまで戦うと、張梁、張宝は敗残した兵士を引き連れ、路を開いて逃げ出しました。突然一隊の兵馬が現れ、ことごとく紅の旗を立て、前に来て、退路を断ちました。

222: 名無しさん@おーぷん 2017/12/10(日)21:47:18 ID:hL5
先頭に出て来た一将は、身長七尺、細い眼に長い髯、官職は騎都尉、沛国譙郡の人、姓は曹、名は操、字は孟徳という人物でした。曹操の父曹嵩は、元の姓を夏侯氏といいましたが、中常侍曹騰の養子となったため、姓が曹になったのでした。

224: 名無しさん@おーぷん 2017/12/10(日)21:48:17 ID:IVl
>>222
ちっちゃ

228: 名無しさん@おーぷん 2017/12/10(日)21:49:29 ID:hL5
>>224
この時代の身長やと一尺は23メートルくらいやから大体161cmや
昔の時代の身長が低かったことを考えるとそんなに小さくもないかもしれん

237: 名無しさん@おーぷん 2017/12/10(日)21:52:30 ID:IVl
曹操が「タマ抜き野郎のクソ息子」みたいに言われてるのってなんやったっけ
>>228
しかし演義やと2m近いやつらが結構おるしなあ

239: 名無しさん@おーぷん 2017/12/10(日)21:53:18 ID:hL5
>>237
関羽が九尺だから207cmだね

242: 名無しさん@おーぷん 2017/12/10(日)21:54:14 ID:mew
確か孔明も相当高身長よな

245: 名無しさん@おーぷん 2017/12/10(日)21:55:35 ID:hL5
>>242 
ネタバレになるから詳しくは言わんでおくけどその人も張飛と同じ8尺やったりする 
だいたい184cmやな

225: 名無しさん@おーぷん 2017/12/10(日)21:48:21 ID:hL5
曹嵩は曹操を産み、小字は阿瞞、またの名を吉利といいました。曹操は幼い時から、狩猟を好み、歌舞を喜び、権謀があり、機知に富んでおりました。

226: 名無しさん@おーぷん 2017/12/10(日)21:48:57 ID:UW2
阿瞞か

227: 名無しさん@おーぷん 2017/12/10(日)21:49:26 ID:1rB
人間きたー

230: 名無しさん@おーぷん 2017/12/10(日)21:49:38 ID:hL5
曹操には叔父がおり、曹操が放蕩で節度が無いのを見ると、それに怒り、曹嵩に言ったことがありました。曹嵩は曹操を責めました。

232: 名無しさん@おーぷん 2017/12/10(日)21:50:32 ID:hL5
曹操は突然心に一計を生じさせ、叔父が会いに来ると、偽って地面に倒れ、中風のようにみせました。叔父が驚いて曹嵩に告げ、曹嵩が急いで見に行くと、曹操は何事もありませんでした。

233: 名無しさん@おーぷん 2017/12/10(日)21:51:31 ID:hL5
曹嵩が「叔父はお前を中風と言ったが、今はもう治ったのか?」と言うと、曹操は「子は元よりそのような病ではなく、叔父の愛情を失ったため、そのように騙られたのです。」と言い、曹嵩はその言葉を信じてしまいました。

236: 名無しさん@おーぷん 2017/12/10(日)21:52:24 ID:hL5
後に叔父が曹操の過ちを言っても、曹嵩は全て聞きませんでした。これにより、曹操はほしいままに放蕩しました。

240: 名無しさん@おーぷん 2017/12/10(日)21:53:32 ID:hL5
時の人に橋玄という者がおり、曹操に「天下はまさに乱れようとしており、世に抜きん出た才でなければ治められない。安んじられる者は、君だろうか?」と言いました。

246: 【49】 2017/12/10(日)21:55:42 ID:NRd
身長系やと南蛮にどえらいのが居るしな

244: 名無しさん@おーぷん 2017/12/10(日)21:54:39 ID:hL5
南陽の何顒は曹操に会うと、「漢室は滅びようとしており、天下を安んじられる者は、必ずこの人だ。」と言いました。

247: 名無しさん@おーぷん 2017/12/10(日)21:55:43 ID:hL5
汝南の許劭は、人物を見る事が出来ました。曹操は彼に会いに行き、「私はどのような人だ?」と問うと、許劭は答えませんでした。また問うと、許劭は「子は治世の能臣、乱世の奸雄だ。」と言いましたが、曹操はその言葉を聞くと大いに喜びました。

248: 【24】 2017/12/10(日)21:56:04 ID:NRd
名台詞いただきました

251: 名無しさん@おーぷん 2017/12/10(日)21:57:14 ID:hL5
年が二十になると、孝廉に挙げられ、郎となり、洛陽北都尉に任命されました。任じられてすぐに、五色の棒十本余りを県の四つの門に用意し、禁を犯した者がいれば、富豪ですら、皆責めました。

254: 名無しさん@おーぷん 2017/12/10(日)21:58:19 ID:hL5
中常侍蹇碩の叔父が、刀を提げて夜に通行すると、曹操は夜の巡回で捕らえ、棒で彼を責めました。
そのため、内外で敢えて禁を犯す者はいなくなり、威名をすこぶる震わせました。
後に頓丘令になりました。
黄巾が起こると、騎都尉になり、騎兵歩兵五千を引き連れ、潁川に前進して戦を助けました。
ちょうど張梁、張宝が敗走していたため、曹操は遮り、大いに一戦し、斬首は一万余り、奪った旗、鉦と太鼓、馬は極めて多くございました。

257: 【10】 2017/12/10(日)21:59:38 ID:NRd
蒼天の例の場面のとこか

262: 名無しさん@おーぷん 2017/12/10(日)22:00:12 ID:IVl
>>257
ならばよし!
20160521203112

258: 名無しさん@おーぷん 2017/12/10(日)21:59:40 ID:hL5
張梁、張宝は死戦して脱出しました。
曹操は皇甫嵩、朱儁に会うと、即座に兵を引き連れて張梁、張宝を追いかけました。

265: 本文 2017/12/10(日)22:00:58 ID:hL5
さて玄徳は関、張を引き連れて潁川に行き、喚声を聞き、また火の光が天を輝かせるのを望み見ると、急いで兵を引き連れて向かいましたが、賊はすでに敗れて散っておりました。
玄徳は皇甫嵩、朱儁に会い、盧植の考えをつぶさに言いました。

268: 本文 2017/12/10(日)22:01:53 ID:hL5
皇甫嵩は「張梁、張宝は勢いがなくなり力も乏しくなったので、必ず広宗に行き張角を頼る。玄徳は今夜のうちに助けに行ってくれ。」と言ったので、玄徳は命を受け、兵を引き連れて再び戻りました。

272: 名無しさん@おーぷん 2017/12/10(日)22:02:49 ID:hL5
◆道半ばまで行くと、一群の兵馬が、一輌の檻車を護送するのが見え、車の中の囚人は、盧植でした。
玄徳は大いに驚き、鞍から落ちるように馬を下り、そのわけを問いました。

278: 名無しさん@おーぷん 2017/12/10(日)22:04:03 ID:hL5
◆盧植は「私は張角を包囲し、まさに破ろうとしていたが、角が妖術を使ったため、即座には勝てなかった。朝廷は黄門の左豊に様子を探らせたが、彼は私に賄賂を求めて来た。

281: 名無しさん@おーぷん 2017/12/10(日)22:05:11 ID:hL5
♦私が『兵糧が欠乏しているのに、どうして天使に奉る銭がありましょうか?』と答えると、
左豊は恨み、帰って朝廷に上奏し、私が塁を高くして戦わず、軍の心を緩めたと話したので、
朝廷は怒りに震え、中郎将の董卓を遣わして代わりに我が兵を率いさせ、私を都に戻らせて罪を問おうとしているのだ。」と言いました。

286: 名無しさん@おーぷん 2017/12/10(日)22:06:11 ID:hL5
◆張飛は聞き終えると、大いに怒り、護送の兵を斬り、盧植を救おうとしました。
玄徳が急いでそれを止め、「朝廷にも公正な議論があるだろうに、お前はどうしてそうせっかちなのだ?」と言いました。
兵士は盧植を囲んで去って行きました。

293: 名無しさん@おーぷん 2017/12/10(日)22:07:29 ID:IVl
>>286
演義ではここで盧植の出番終わりやけど
この後袁紹が宦官ぶっ殺すときにも出てくるんだよな

287: 【13】 2017/12/10(日)22:06:39 ID:NRd
張飛はせっかち

294: 名無しさん@おーぷん 2017/12/10(日)22:07:30 ID:mew
でも実際この辺は張飛と同じ気持ちやった

289: 名無しさん@おーぷん 2017/12/10(日)22:07:04 ID:hL5
◆関公が「盧中郎が逮捕され、別人が兵を率いているのなら、我らは頼れる人がいないので、とりあえず涿郡に帰った方がよろしいでしょう。」と言うと、
玄徳はその言葉に従い、軍を引き連れて北に行きました。

295: 名無しさん@おーぷん 2017/12/10(日)22:08:07 ID:hL5
◆二日も行かぬうちに、突然山の後ろから喚声が大いに震わせました。
玄徳が関、張を引き連れ馬を走らせ高い岡に登って望んでみると、漢軍が大敗し、
後方で山を満たし野を塞ぎ、黄巾が地を覆ってやって来て、旗の上には大きく「天公将軍」と書かれているのが見えました。

297: 名無しさん@おーぷん 2017/12/10(日)22:09:14 ID:hL5
◆玄徳は「あれは張角だ!速やかに戦え。」と言いました。
三人は馬を飛ばし軍を引き連れて出て行きました。
張角がまさに董卓を破り、勢いに乗じて追っていると、突然三人に突撃されたため、張角軍は大いに乱れ、五十里余り敗走しました。

298: 名無しさん@おーぷん 2017/12/10(日)22:10:17 ID:hL5
◆三人は董卓を救って陣に帰りました。
董卓は三人に現在何の職に就いているか問いました。
玄徳は「無官です。」と言ったので、董卓は彼をはなはだ軽んじ、礼をしませんでした。

300: 【94】 2017/12/10(日)22:11:05 ID:NRd
学歴ネタの元祖かな?

299: 名無しさん@おーぷん 2017/12/10(日)22:10:32 ID:1rB
救わなくていいのに

304: 名無しさん@おーぷん 2017/12/10(日)22:11:36 ID:hL5
>>299
この時は董卓がどんな男かわからんかったから仕方ないね

301: 名無しさん@おーぷん 2017/12/10(日)22:11:07 ID:hL5
◆玄徳が出て来ると、張飛は大いに怒って「我らは自ら死闘に赴き、奴を救ったのに、奴はここように無礼なのか!もし奴を殺さねば、私の気が収まらない!」と言い、ただちに刀を提げ帳に入って董卓を殺そうとしました。

306: 名無しさん@おーぷん 2017/12/10(日)22:12:10 ID:hL5
◆まさにこれは、

人情と権勢利欲は古もなお今のごとく、誰か知らん英雄がこれ無官なるを?
いかでか快人翼徳のごときを得て、尽く世の恩知らずを誅さん!

307: 名無しさん@おーぷん 2017/12/10(日)22:13:15 ID:hL5
◆はてさて董卓の生命はどうなるのでしょうか、まずは次回の説き明かしをお聞きください。

309: 名無しさん@おーぷん 2017/12/10(日)22:13:51 ID:IVl
>>307
ここで幕引きかぁ

313: 名無しさん@おーぷん 2017/12/10(日)22:16:06 ID:hL5
>>309
演義はこういう風にいい場面で切って次の日にも人を集めるように工夫されてるんや
常にこんな感じで終わるで

311: 名無しさん@おーぷん 2017/12/10(日)22:14:56 ID:hL5
これで三国志演義の第一回は終わりや
お付き合いしてくれた人サンガツ

314: 名無しさん@おーぷん 2017/12/10(日)22:16:52 ID:IVl
第1回は関羽の出番少なめなんやね

319: 名無しさん@おーぷん 2017/12/10(日)22:21:15 ID:1rB
イッチおつやで
次楽しみや

323: 【100】 2017/12/10(日)22:23:03 ID:NRd
乙やで

妖怪大集合で大草原