soso4-133

826: 名無しさん@おーぷん 2017/12/13(水)20:30:47 ID:mB5
そろそろ開始するで
今日は第四回や
http://hayabusa.open2ch.net/test/read.cgi/livejupiter/1512905350/
827: 名無しさん@おーぷん 2017/12/13(水)20:31:01 ID:mB5

第四回 漢帝を廃して陳留は位を踏み 董賊を謀りて孟徳は刀を献ず 

さて董卓が袁紹を殺そうとすると、李儒がそれを止めて「事が定まっていないのに、妄りに殺してはなりません。」と言いました。
袁紹は手に宝剣を提げ、百官に別れを告げて出ていき、節を東門に掛け、冀州に向かって去りました。

828: 名無しさん@おーぷん 2017/12/13(水)20:31:37 ID:QD8
袁紹って意外と血気盛んよな

830: 名無しさん@おーぷん 2017/12/13(水)20:32:20 ID:mB5
>>828 
せやな 
恐らく官渡倉亭での失態からそういう印象がないんやろうけど 

831: 名無しさん@おーぷん 2017/12/13(水)20:32:33 ID:mB5

董卓は太傅の袁隗に「お前の甥は無礼だが、私はお前の顔を立て、寛恕しよう。廃立の事はいかがだ?」と言うと、
袁隗は「太尉の所見はもっともです。」と言いました。
董卓が「敢えてこの議決を阻む者は、軍法に照らそう。」と言うと、
群臣は震えあがり、皆「尊命をお聞きいたします。」と言いました。

832: 名無しさん@おーぷん 2017/12/13(水)20:34:10 ID:mB5

宴が終わり、董卓が侍中の周毖、校尉の伍瓊に「袁紹はここから去ったがどうしようか?」と問うと、
周毖は「袁紹は怒りながら去り、もし事を急にすれば、必ず変を起こしましょう。
しかも袁氏は恩を四世に樹立し、門戸の者や元の吏が、あまねく天下にいるので、もし豪傑を呼び人を集め、英雄がそれによって起てば、山東は公のものではなくなります。
彼を赦し、一郡の太守とすれば、紹は罪を免れた事を喜び、憂いはなくなります。」と言い、
伍瓊も「袁紹は謀を好みますが決断出来ず、憂慮するには足りないので、一郡の太守とし、民心を集めてください。」と言いました。

833: 名無しさん@おーぷん 2017/12/13(水)20:34:38 ID:FLs
>>832
辛辣で草

834: 名無しさん@おーぷん 2017/12/13(水)20:35:31 ID:mB5
>>833
ここでは袁紹を庇うためにわざとボロクソに言って董卓の警戒心を解いているんや

837: 名無しさん@おーぷん 2017/12/13(水)20:38:52 ID:FLs
>>834
はぇーなるほど

835: 名無しさん@おーぷん 2017/12/13(水)20:35:42 ID:mB5

董卓はそれに従い、即日人を差し向けて袁紹を渤海太守としました。
九月朔日、少帝を呼んで嘉徳殿に上らせ、文武百官を集めました。
董卓は剣を抜いて手に持ち、人々に対して「天子は暗弱で、天下の君たるには不十分だ。今策文が一つあるので、読ませよう。」と言いました。

836: 名無しさん@おーぷん 2017/12/13(水)20:37:28 ID:mB5

こうして李儒に策文を読ませますには、

孝霊皇帝は、早くに臣民を棄てられ、今上皇帝が承ると、海内は仰いでいた。帝は資質が軽佻で、威儀がなく、喪を怠慢し、不徳は明らかで、帝位を汚している。
皇太后は教えに母の威儀がなく、国政を荒廃させた。永楽太后が崩御されると、人々は疑惑した。
三綱の道、天地の紀に、欠けているのではないか?
陳留王協は、聖徳があり偉大で、作法は粛然とし、喪中は哀れみ、言葉に邪はなく、名声は誉れ高く、天下が聞く所であり、大業を継ぎ、万世に伝えるにふさわしい。
ここで皇帝を廃して弘農王とし、皇太后に政権を返還していただく。
陳留王を奉じて皇帝とし、天に応じ人に順じ、生ける人々の望みを慰めよう。

838: 名無しさん@おーぷん 2017/12/13(水)20:39:00 ID:mB5

李儒が策文を読み終えると、董卓は周りの者を叱って少帝を殿から下ろし、璽綬を外し、北面して跪かせ、臣と称させて命を聞かせました。
また何太后を呼び服を脱がせて敕を待たせました。
少帝と何后は共に号泣しました。群臣で悲惨と思わぬ者はおりませんでした。

839: 名無しさん@おーぷん 2017/12/13(水)20:40:11 ID:mB5

階の下の一人の大臣が、憤怒して「賊臣董卓め、敢えて天を侮る謀をするとは。私の首の血を注いでくれる!」と叫び、手の中の象簡で、董卓を叩きました。
董卓が大いに怒り、兵士を叱って捕らえさせると、彼こそ尚書の丁管でした。董卓は引き摺り出させて斬らせました。
丁管は罵って口を絶やさず、死ぬまで顔色を変えませんでした。
後世の人が詩で嘆いていいますには、 

董賊は密かに廃立の謀を抱き、漢家の宗社は丘に棄てらる。 
満朝の臣宰は皆席巻され、ただ丁公のこれ丈夫あるのみ。

840: 名無しさん@おーぷん 2017/12/13(水)20:41:53 ID:mB5

董卓は陳留王を呼んで殿に上らせました。
群臣が慶賀し終えると、董卓は何太后と弘農王及びに帝妃の唐氏を永安宮に住まわせ、宮門を封鎖し、群臣が勝手に入れないようにしました。
憐れむべし少帝は四月に帝位に就き、九月にすぐさま廃されました。
董卓が立てた陳留王劉協は、字を伯和といい、霊帝の次子で、すなわち献帝ですが、この時年は九歲でした。

841: 名無しさん@おーぷん 2017/12/13(水)20:43:04 ID:QD8
>>840
少帝もう嫁がおるんやな

843: 名無しさん@おーぷん 2017/12/13(水)20:44:10 ID:mB5
>>841
今と違って結婚する年齢がかなり早いからね

852: 名無しさん@おーぷん 2017/12/13(水)20:50:26 ID:5Us
少帝も献帝より10以上年上なんだよな実は

855: 名無しさん@おーぷん 2017/12/13(水)20:51:19 ID:mB5
>>852
少帝っていうから若いのかと思ってる人も多そう

857: 名無しさん@おーぷん 2017/12/13(水)20:52:21 ID:QD8
>>852
献帝測位時点で19歳か
なら嫁がおってもおかしくないな

842: 名無しさん@おーぷん 2017/12/13(水)20:43:56 ID:mB5

初平と改元しました。董卓は相国となり、名をなのらず、入朝しても走らず、剣を帯びたまま殿に上れるようになり、威勢は比べるものがなくなりました。
李儒が董卓に名士を抜擢し、人望を集めるように勧めると、蔡邕の才が推薦されました。
董卓は彼を呼びましたが、蔡邕は赴きませんでした。
董卓が怒り、人を遣わして蔡邕に「来なければ、お前の一族を滅ぼすぞ。」と言わせると、蔡邕は恐れ、やむなく命に応じて来ました。
董卓は蔡邕に会うと大いに喜び、一月に三回昇進させ、侍中とし、はなはだ厚遇しました。

848: 名無しさん@おーぷん 2017/12/13(水)20:48:06 ID:Jaz
>>842
こんな前から出てたのね
最後に出てきて誰これと思ってた

850: 名無しさん@おーぷん 2017/12/13(水)20:49:12 ID:mB5
>>848
末路ばっかりが有名やからな

845: 名無しさん@おーぷん 2017/12/13(水)20:45:55 ID:mB5

さて少帝と何太后、唐妃は永安宮の中に捕らえられ、衣服や飲食は、だんだん欠乏し、少帝は涙を流して乾くことはありませんでした。
ある日、偶然二羽の燕が庭の中に飛んできたので、詩を一首吟じました。詩にいいますには、 

柔らかき草は緑にして煙を凝らし、なよなよとして並び飛ぶ燕あり。 
洛水は一条の青、路上の人は称賛す。 
遠く碧雲の深きを望めば、これ我が元の宮殿。 
何人か忠義によりて、我が心中の怨みを晴らさん!

847: 名無しさん@おーぷん 2017/12/13(水)20:47:43 ID:mB5

董卓はこの時常に人を遣わして探りを入れておりました。
この日その詩を得ると、董卓に呈上しました。
董卓は「怨みの詩で、殺す名目が出来た。」と言い、遂に李儒に兵士十人を帯同させ、宮中に入らせ少帝を殺させようとしました。

849: 名無しさん@おーぷん 2017/12/13(水)20:48:50 ID:mB5

少帝と何后、唐妃は楼の上におりましたが、宮女が李儒が来たと報せると、少帝は大いに驚きました。
李儒は鴆酒を少帝に奉じたので、少帝はそのわけを問いました。
李儒は「春の日がうららかなので、董相国は特に祝いの酒を献上いたしました。」と言ったので、
何太后は「祝いの酒というのなら、お前が先に飲むのだ。」と言うと、
李儒は怒って「あなたは飲まないのですか?」と言い、周りの者を呼んで短刀と白い絹を前に置かせて「祝いの酒が飲めないのなら、この二つを受け取ってください!」と言いました。

851: 名無しさん@おーぷん 2017/12/13(水)20:49:17 ID:5Us
リジュって正史にもおったっけ?

853: 名無しさん@おーぷん 2017/12/13(水)20:50:29 ID:mB5
>>851
『三国志』には出てないけど『後漢書』には記載があるそうな
実際調べてないからわからんけど

865: 名無しさん@おーぷん 2017/12/13(水)20:55:43 ID:5Us
>>853
はえ~演技だとやたら存在感あるよなこいつ

868: 名無しさん@おーぷん 2017/12/13(水)20:56:39 ID:mB5
李儒って苦労人みたいな様子から一見いい奴に見えるけど董卓に加担して諌めない時点でかなり極悪人だよ

>>865
董卓の参謀ポジションだからね

854: 名無しさん@おーぷん 2017/12/13(水)20:50:46 ID:mB5

唐妃が跪いて「妾が帝に代わり酒を飲むので、公は母子の生命を残してください。」と告げると、
李儒は「お前がどのような人で、王の代わりに死ぬのだ?」と叱り、
こうして酒を挙げて何太后に「お前が先に飲め!」と言いました。
何后は何進が謀なく、賊を都に引き入れたために、今日の禍に至ったのだと大いに罵りました。

859: 名無しさん@おーぷん 2017/12/13(水)20:53:31 ID:5Us
>>854
どっちも戦犯だよなぁ

856: 名無しさん@おーぷん 2017/12/13(水)20:51:58 ID:mB5

李儒が少帝に迫ると、少帝は「太后に別れを告げさせてくれ。」と言い、こうして慟哭しながら歌を作りました。
その歌にいいますには、 

天地改まって日月翻り、万乗を棄てて退き藩を守る。 
臣の為に迫られて命久しからず、大勢去って空しく涙潸たり!

858: 名無しさん@おーぷん 2017/12/13(水)20:53:08 ID:mB5

唐妃もまた歌を作っていいますには、 

皇天まさに崩れんとし后土も崩れんとし、身は帝姫となり命の従わざるを恨む。 
生死路を異にしこれより終わり、いかんぞ速さに心中悲しむ!

860: 名無しさん@おーぷん 2017/12/13(水)20:54:02 ID:mB5

歌い終えると、抱き合って泣きました。李儒が「相国が報告を待っておられるというのに、お前たちは時間を延ばして、誰が救うのを待っているのだ?」と叱ると、
何太后は「董賊が我ら母子に迫っているが、皇天はお前たちを助けない!お前らも悪を助けるのなら、必ず族滅するぞ!」と大いに罵りました。
李儒は大いに怒り、両手で何太后を引っ張り 、楼から投げ落とし、兵士を叱って唐妃を絞殺させ、鴆酒で少帝を殺し、帰って董卓に報せました。
董卓は城外に埋葬するよう命じました。

861: 名無しさん@おーぷん 2017/12/13(水)20:54:51 ID:QD8
>>860
結局自分の手で殺してしまってるやん

862: 名無しさん@おーぷん 2017/12/13(水)20:55:17 ID:5Us
>>860
やっぱガチの悪人だよなリジュ

863: 名無しさん@おーぷん 2017/12/13(水)20:55:18 ID:Jaz
>>860
こんな自分で手を汚してたっけなあ?

864: 名無しさん@おーぷん 2017/12/13(水)20:55:39 ID:mB5

これ以降夜になると宮中に入り、宮女を犯し、天子の寝台で寝ました。
かつて軍を引き連れて城を出て、陽城の地方に到ると、時はまさに二月で、村民はお祭りをしておりました。
男女が集まっていると、董卓は兵士に囲ませ、皆殺しにし、婦女や財物を奪い、車に載せ、頭千余りを車の下に掛け、連ねて都に帰り、
賊を殺し大勝して帰ったと揚言し、城門の下で頭を焼き、婦女や財物を兵士たちに分けました。

867: 名無しさん@おーぷん 2017/12/13(水)20:56:36 ID:QD8
>>864
世紀末やなあ

869: 名無しさん@おーぷん 2017/12/13(水)20:56:40 ID:5Us
対象年齢一気に跳ね上がって草

870: 名無しさん@おーぷん 2017/12/13(水)20:56:53 ID:mB5

越騎校尉の伍孚は、字を徳瑜といい、董卓の残虐さを見ると、憤り不平に思っておりました。
かねてより朝服の中に薄い鎧を着て、短刀を隠し、董卓を殺そうと窺っておりました。
ある日、董卓が入朝すると、伍孚は閣の下で迎え、刀を抜いて真っ直ぐと董卓を刺しに行きました。
董卓は力が強く、両手で遮り、呂布もすぐさま入って来て、伍孚を引き倒しました。

872: 名無しさん@おーぷん 2017/12/13(水)20:57:56 ID:mB5

董卓が「誰がお前を背かせたのだ?」と問うと、
伍孚は目を見開いて「お前は私の君ではなく、私はお前の臣ではないのに、どうして背いたことになろうか?お前の罪悪は天に満ちており、人々はお前を誅すことを願っている!私はお前を車裂きにして天下に謝罪出来ないのが恨めしいぞ!」と大喝したので、
董卓は大いに怒り、引き出させて切り刻ませました。
伍孚は死ぬまで罵り口を絶やしませんでした。
後世の人が詩で称賛していいますには、 

漢末の忠臣は伍孚を言わん、天を突く豪気は世間に無し。 
朝堂に賊を殺さんとして名はなおあり、万古に大丈夫と称すに堪えたり!

875: 名無しさん@おーぷん 2017/12/13(水)21:00:22 ID:mB5

董卓はこれ以降出入りする時は常に武装兵を帯同して護衛させるようになりました。
この時袁紹は渤海におり、董卓が権力を弄していると聞き知ると、人に密書を持たせて王允に会わせました。
書のあらましは、 

卓賊は天を侮り主を廃し、人は言うに忍べぬほどなのに、公はほしいままに跋扈させ、聞かぬふりをしておりますが、国に報い忠を示す臣といえましょうか?
紹は今兵を集め訓練させ、王室を払い清めようとしておりますが、軽々しくは動けません。
公にもし心があれば、隙を見て彼を図ってください。
もし私をお使いになるというのなら、即座に命を奉じます。

876: 名無しさん@おーぷん 2017/12/13(水)21:01:00 ID:QD8
大耳手長野郎「出番無いなあ」

877: 名無しさん@おーぷん 2017/12/13(水)21:02:24 ID:mB5
>>876
三国って歴史の説明が丁寧な分そこがネックなんだよね
一応主人公なのに

879: 名無しさん@おーぷん 2017/12/13(水)21:02:45 ID:FLs
>>877
全員キャラ立ってるからしゃーない

878: 名無しさん@おーぷん 2017/12/13(水)21:02:34 ID:mB5

王允は書を得ると、思い巡らしましたが計は出て来ませんでした。
ある日、侍従のいる閣の中で旧臣が皆居るのを見ると、王允は「今日は老夫が生まれた日なので、晚に皆家に来て酒を飲んではくれませんか。」と言ったので、
百官は皆「必ず祝いに行きます。」と言いました。
この晚王允が宴を後堂に設けると、公卿は皆来ました。

880: 名無しさん@おーぷん 2017/12/13(水)21:04:25 ID:mB5

酒が数順巡ると、王允は突然顔を覆って慟哭しました。
百官が驚いて「司徒の誕生日なのに、何故悲しまれるのですか?」と問うと、
王允は「今日は生まれた日などではなく、各位と話そうとしたくも、董卓に疑われるのを恐れたため、託つけただけなのです。董卓は主を侮り権力を弄し、社稷は旦夕保ち難くございます。
高皇が秦を誅し楚を滅ぼし、天下を覆ったのを思うと、誰が今日に伝わり、乃董卓の手によって失われんとするのを想像出来たでしょうか。
これが私が泣いている理由です。」と言ったので、百官も皆泣きました。

881: 名無しさん@おーぷん 2017/12/13(水)21:05:25 ID:5Us
>>880
こいつらいつも泣いてるな

882: 名無しさん@おーぷん 2017/12/13(水)21:06:42 ID:mB5
>>881
忠誠心はあっても策がないから悲しむしか出来ないってことにして次に来るある人物の凄さを際立たせているんやろ

883: 名無しさん@おーぷん 2017/12/13(水)21:06:49 ID:mB5

座の中のある人が掌を撫でて大いに笑い「朝廷を満たす公卿が、夜から明けるまで泣き、明けてから夜になるまで泣き、泣けば董卓が死ぬのですか?」と言ったので、
王允がその人を見てみると、彼こそ驍騎校尉の曹操でした。
王允が怒って「お前の祖先もまた漢朝の録を食んでいるというのに、今国に報いようと思わずかえって笑うのか?」と言うと、
曹操は「私が笑ったのは他でもなく、各位に董卓を殺す一計がないのを笑ったのです。操は不才ですが、すぐさま董卓の頭を斬り、都の門に掛け、天下に謝罪いたします。」と言いました。

884: 名無しさん@おーぷん 2017/12/13(水)21:08:18 ID:QD8
>掌を撫でて
これは何を表すアクションなんやろ

886: 名無しさん@おーぷん 2017/12/13(水)21:09:28 ID:mB5
>>884
そういえば気にしたことなかったわ
これ以降もしょっちゅう出て来る表現だけど安心した時に使用されることが多い気がする

885: 名無しさん@おーぷん 2017/12/13(水)21:08:25 ID:mB5

王允が席から離れて「孟徳には何か高見があるのか?」と問うと、
曹操は「近日操が身を屈して卓に仕えていたのは、実は隙を見て図ろうとしていたからです。今卓は操をすこぶる信頼し、操は時には卓に近づけます。
司徒は七星の宝刀を一振りお持ちと聞きますので、操にお貸しいただければ相府に入って奴を刺し殺し、死んでも恨みません!」と言ったので、
王允は「孟徳に果たしてその心があれば、天下の幸甚だ!」と言い、自ら酌をして曹操に進めました。

887: 名無しさん@おーぷん 2017/12/13(水)21:09:47 ID:mB5

曹操は酒を注いで誓いを立て、王允に従って宝刀を取りに行き受け取りました。
曹操は刀を隠し、酒を飲み終えると、ただちに身を起こして百官に別れを告げて去りました。
百官はふたたび宴席を続けましたが、まもなく解散しました。

888: 名無しさん@おーぷん 2017/12/13(水)21:10:48 ID:mB5

次の日、曹操は宝刀を帯び、相府に行き、丞相はどこかと問いました。
従者が「小閣の中におります。」と言ったので、曹操は真っ直ぐと会いに入りました。
董卓は寝台に座っており、呂布が側に侍り立っておりました。
董卓が「孟徳はどうして遅れたのだ?」と言うと、
曹操は「馬がやつれているので遅れました。」と言ったので、
董卓は呂布を顧みて「私には西涼から進呈された良馬があるので、奉先は自ら一騎連れてきて孟徳に賜るのだ。」と言いました。
呂布は命を受けて去りました。

890: 名無しさん@おーぷん 2017/12/13(水)21:12:03 ID:mB5

曹操は密かに「この賊は死んだぞ!」と思い、即座に刀を抜き刺そうとしました。
しかし董卓の力が強いのを恐れ、軽々しく動きませんでした。
董卓は太っていて久しく座っていられず、遂に身を倒して寝転がり、顔を奥に向けました。
曹操はまた「この賊は終わりだ!」と思い、急いで宝刀を手に取りました。
刺そうとすると、思わぬことに董卓は衣服を整える鏡の中を見て、曹操が背後で刀を抜いているのを見たので、急いで身体を回して「孟徳は何をしているのだ?」と問いました。

893: 名無しさん@おーぷん 2017/12/13(水)21:13:31 ID:QD8
>>890
このシーン好き

891: 名無しさん@おーぷん 2017/12/13(水)21:12:39 ID:FLs
手に汗握るシーンや

895: 名無しさん@おーぷん 2017/12/13(水)21:15:10 ID:mB5
>>891 
孟徳献刀は有名やけどやっぱり曹操のずる賢さがわかる名シーンやと思うわ

892: 名無しさん@おーぷん 2017/12/13(水)21:13:21 ID:mB5

この時呂布はすでに馬を引いて閣の外にいたため、曹操は恐れ、こうして刀を持って跪いて「操には宝刀一振りがあるので、相国に献上いたします。」と言いました。
董卓が受け取って見てみると、その刀の長さは一尺余りで、七宝が嵌められ、鋒は極めて鋭利で、果たして宝刀だったので、呂布に渡して納めさせました。
曹操は鞘を解いて呂布に渡しました。

894: 名無しさん@おーぷん 2017/12/13(水)21:14:25 ID:mB5

董卓は曹操を引き連れて閣を出て馬を見せました。曹操が感謝して「一度試させてください。」と言うと、董卓は鞍と轡を着けさせました。
曹操は馬を引いて相府を出て、鞭を加えて東南に向かって逃げました。
呂布が董卓に対し「先程曹操は刺そうとしておりましたが、叱られたため、刀を献上したのでしょう。」と言うと、
董卓は「私もまたそれを疑っていた。」と言いました。

896: 名無しさん@おーぷん 2017/12/13(水)21:15:30 ID:mB5

まさに話していると、たまたま李儒が来たので、董卓はその事を彼に告げました。
李儒は「操は妻子が都におらず、一人で仮住まいをしております。今人を差し向けて召し、彼が疑わずただちに来るようなら、それは刀を献上しただけで、
何かに託けて来ないようなら、それは必ず刺そうとしたのであり、ただちに捕らえて尋問するべきです。」と言ったので、
董卓はその話の通りだと思い、即座に獄卒四人を差し向けて曹操を呼ばせました。

897: 名無しさん@おーぷん 2017/12/13(水)21:16:36 ID:mB5

行ってから久しくすると、帰って来て「操はまだ住まいに帰らず、馬に乗り東門から飛び出しました。
門吏が理由を問うと、操は『丞相が私を緊急の公事に差し向けた』と言い、馬を走らせて去ったそうです。」と報せたので、
李儒は「操賊が鼠のように逃げたのは、刺そうとしたからに違いありません。」と言いました。
董卓は大いに怒って「私はこのように重用しているのに、かえって私を害そうというのか!」と言いました。
李儒が「これには必ず共謀者がおりますが、曹操を捕らえればすぐにわかりましょう。」と言いました。董卓はあまねく文書、姿を書いた絵を行き渡らせ、曹操を捕らえさせようとしました。
捕らえて献じた者には、恩賞として千金を渡し、万戸侯に封じることとし、匿った者は同罪としました。

898: 名無しさん@おーぷん 2017/12/13(水)21:17:59 ID:mB5

さて曹操は城外に逃れると、飛んで譙郡に向かいました。
道半ばで中牟県を過ぎると、関を守る兵士に捕らえられ、県令に会わされました。
曹操は「私は客商で、覆姓を皇甫と申します。」と言いましたが、
県令は曹操を熟視して、しばらく考え込んでから、こうして「私が以前洛陽に官職を求めに行った時、お前が曹操だと知ったが、どうして隠すのだ?
とりあえず監獄に入れ、明日都に護送して恩賞を求めよう。」と言いました。関を守る兵士には酒食を賜ってから去らせました。

899: 名無しさん@おーぷん 2017/12/13(水)21:18:31 ID:QD8
そろそろあいつの登場か

900: 名無しさん@おーぷん 2017/12/13(水)21:19:10 ID:mB5

夜分になると、県令は親しい従者を呼んで密かに曹操を出させ、そのまま後院の中で尋問し、「私は丞相はお前を冷遇していないと聞いたが、何故自ら禍を選んだのだ?」と問うたので、
曹操は「『燕雀いずくんぞ鴻鵠の志を知らんや!』だ。お前はすでに私を捕らえたのだから、ただちに護送して恩賞を貰えばよい。」と言いました。
県令は周りの者を退かせ、曹操に「お前は私を軽く見るのを止めろ。私は凡俗な吏ではなく、良き主に会えないだけだ。」と言うと、
曹操は「私の祖先は代々漢の録を食んでいるのに、もし報国を思わねば、禽獣と何が異なろうか?私が身を屈して卓に仕えていたのは、隙を見て奴を図り、国のために害を除こうとしたからだ。今事が成らなかったのは、それこそ天意だ!」と言いました。
県令が「孟徳殿はここに来て、どこに行こうとしていたのですか?」と言うと、
曹操は「郷里に帰り、偽りの詔を発し、天下の諸侯を召して兵を起こして共に董卓を誅すのが、私の願いだ。」と言いました。

902: 名無しさん@おーぷん 2017/12/13(水)21:21:20 ID:mB5

県令はその言葉を聞くと、こうして自らその縛を解き、上座に着け、再拝して「公は真に天下の忠義の士です!」と言いました。
曹操もまた拝み、県令の姓名を問いました。
県令は「我が姓は陳、名は宮、字は公台と申します。老母妻子は、皆東郡におります。今公の忠義に感じ入ったため、官を棄て、公に従い逃れたく存じます。」と言ったので、曹操ははなはだ喜びました。
この夜陳宮は旅費を集め、曹操に衣服を改めさせ、各々剣一振りを背負い、馬に乗って故郷に向かいました。

903: 名無しさん@おーぷん 2017/12/13(水)21:21:45 ID:FLs
陳Qきたー!

904: 名無しさん@おーぷん 2017/12/13(水)21:22:25 ID:mB5
>>903
ここでようやく名を明かすんや
こういう演出好き

905: 名無しさん@おーぷん 2017/12/13(水)21:22:40 ID:mB5

三日進むと、成皋の地方に到り、空の色は晚になりました。
曹操が鞭で林の深い所を指して、陳宮に「ここには姓を呂、名を伯奢という者がおり、我が父と義兄弟なので、行って家族の消息を問い、一宿させてもらうのは、いかがだ?」と言うと、
陳宮は「最善でしょう。」と言いました。

908: 名無しさん@おーぷん 2017/12/13(水)21:26:06 ID:QD8
>>905
ようみたら字じゃなくて諱が伯奢なんか

912: 名無しさん@おーぷん 2017/12/13(水)21:27:33 ID:mB5
>>908
原文見てもやっぱりそうなってる
珍しい二字だね

916: 名無しさん@おーぷん 2017/12/13(水)21:28:46 ID:QD8
>>912 
この時代に他に諱が2字のやつっておったっけ?

920: 名無しさん@おーぷん 2017/12/13(水)21:31:05 ID:mB5
>>916
ぱっと思いつくかぎりでは郭攸之とか武安国とかケイ道栄とか

906: 名無しさん@おーぷん 2017/12/13(水)21:23:48 ID:mB5

二人は荘の前に着くと下馬し、入って呂伯奢に会いました。呂伯奢は「私は朝廷があまねく文書を行き渡らせ、お前を捕らえようとすることはなはだ急だが、お前の父はすでに陳留に逃れたと聞いている。お前はどうしてここまで来られたのだ?」と言ったので、
曹操はそれまでの事を告げて「もし陳県令がおらねば、すでに骨は粉になり身は砕かれておりました。」と言いました。
呂伯奢は陳宮を拝んで「もし使君がおらねば、曹氏一門は滅んでおりました。使君は気を休めてくつろぎ、今晚は家に泊まってください。」と言い、話し終えると、即座に身を起こして中に入りました。
久しくしてから出て来て、陳宮に「老夫の家には良い酒がないので、西の村に行き一樽買って来て歓待いたします。」と言い、言い終えると、慌ただしく驢馬に乗って去りました。

907: 名無しさん@おーぷん 2017/12/13(水)21:25:41 ID:mB5

曹操と陳宮が久しく座っていると、突然荘の後ろで刀を研磨する音が聞こえました。
曹操は「呂伯奢は私の肉親ではなく、ここから去ったのは疑わしい。何の音か聞きに行こう。」と言いました。
二人が密かに歩いて草堂の後ろに行くと、人の話し声が聞こえ、「縛って殺すのは、どうだ?」と言っておりました。
曹操は「思った通りだ!今もし先に手を下さねば、必ず捕らえられよう。」と言いました。

909: 名無しさん@おーぷん 2017/12/13(水)21:26:46 ID:mB5

遂に陳宮と剣を抜いて真っ直ぐと入り、男女を問わず、皆を殺し、続けて八人も殺しました。
厨房を探すと、一匹の豚が縛られて殺されようとしておりました。
陳宮は「孟徳殿が疑り深いせいで、誤って善人を殺してしまった!」と言いました。
急いで荘を出て馬に乗り逃げました。

911: 名無しさん@おーぷん 2017/12/13(水)21:27:20 ID:QD8
>>909
やってしまいましたなあ

913: 名無しさん@おーぷん 2017/12/13(水)21:27:48 ID:Jaz
>>909
なんか陳宮が薄っぺらく・・・

917: 名無しさん@おーぷん 2017/12/13(水)21:29:11 ID:mB5
>>913 
陳宮はちゃっかりここで責任擦り付けてるから面白い 

910: 名無しさん@おーぷん 2017/12/13(水)21:27:15 ID:FLs

914: 名無しさん@おーぷん 2017/12/13(水)21:27:58 ID:pja
ていうかおの辺りのことが正史として後世まで語り継がれてるって凄いよな

915: 名無しさん@おーぷん 2017/12/13(水)21:28:05 ID:mB5

二里も行かぬうちに、呂伯奢が驢馬の鞍の前に酒二瓶を掛け、手に果物や野菜を持って来るのが見え、「甥御と使君は何故すぐに去るのだ?」と叫びました。
曹操は「罪がある人は、久しく留まれません。」と言いましたが、
呂伯奢は「私はすでに家人に一匹の豚を料理させて歓待の準備をしているのに、甥御、使君はどうして一宿を嫌がるのだ?早く馬を戻せ。」と言いました。

916: 名無しさん@おーぷん 2017/12/13(水)21:28:46 ID:QD8
>>915 
よりにもよって出会ってしまったか

918: 名無しさん@おーぷん 2017/12/13(水)21:29:23 ID:mB5

曹操は顧みず、馬に鞭打ってすぐさま逃げました。数歩も行かぬうちに、突然剣を抜いてふたたび戻り、呂伯奢に対して「ここに来た者は誰だ?」と叫びました。
呂伯奢が頭を回すと、曹操は剣を振るって呂伯奢を驢馬から斬り落としてしまいました。

921: 名無しさん@おーぷん 2017/12/13(水)21:31:19 ID:mB5

陳宮が大いに驚いて「先程は誤っただけですが、今はどうしてこのようにするのですか?」と言うと、
曹操は「伯奢が家に着き、多くの人が殺されているのを見れば、どうして何もせずにいられようか?もし人々を率いて追って来れば、必ず禍に遭う。」と言ったので、陳宮は「そうと知りながら殺すのは、かなりの不義です!」と言うと、
曹操は「私が天下の人に背くのはよいが、天下の人を私に背かせない。」と言ったので、陳宮は黙ってしまいました。

922: 名無しさん@おーぷん 2017/12/13(水)21:32:05 ID:5Us
>>921
ここすき
20101015123332

926: 名無しさん@おーぷん 2017/12/13(水)21:32:41 ID:FLs
>>921
ひぇ~

925: 名無しさん@おーぷん 2017/12/13(水)21:32:36 ID:mB5

この夜数里行くと、月明かりの中で旅店の門を叩いて泊まりました。
馬に餌をたくさん与えると、曹操は先に眠りました。
陳宮は「私は曹操を善人だと思い、官職を棄て彼についていったが、元よりこのような残忍な心がある輩だったとは!今日生かしておけば、必ず後患となる。」と思い巡らし、ただちに剣を抜いて曹操を殺そうとしました。

927: 名無しさん@おーぷん 2017/12/13(水)21:33:13 ID:pja
>>925
当然だよなぁ?
なお

928: 名無しさん@おーぷん 2017/12/13(水)21:33:39 ID:mB5
やっぱりここはあれこれ言われてるな
いままでいい奴と思われてきた曹操がいきなり本性表すシーンやから

929: 名無しさん@おーぷん 2017/12/13(水)21:33:54 ID:mB5

まさにこれは、 

心を設くること残忍なるは良士にあらず、操卓は元来一路の人。 

はてさて曹操の生命はどうなるのでしょうか、まずは次回の説き明かしをお聞きください。

930: 名無しさん@おーぷん 2017/12/13(水)21:33:57 ID:Jaz
陳宮はフシアナサン

931: 名無しさん@おーぷん 2017/12/13(水)21:35:20 ID:mB5
今日はここまでや
この回は短いからすんなりと終わったな
見てくれた人サンガツ
明日からの予定も貼っておくんでよかったら見に来てクレメンス

時間は毎日20:30を予定
12/14(木) 三国志演義第五回
12/15(金) 三国志演義第六回
12/16(土) 三国志演義第七回
12/17(日) 三国志演義第八回
12/18(月) 三国志演義第九回

932: 名無しさん@おーぷん 2017/12/13(水)21:35:50 ID:QD8
>>931
5回目以降がある…!?

934: 名無しさん@おーぷん 2017/12/13(水)21:38:02 ID:mB5
>>932 
昨日もうちょっと延長してほしいってお願いされたんで九回まで続けることにしたんや 

933: 名無しさん@おーぷん 2017/12/13(水)21:36:45 ID:pja
中国でも曹操が久しくアンチ多かったのはこの辺の話もあるやろね

934: 名無しさん@おーぷん 2017/12/13(水)21:38:02 ID:mB5
>>933 
皇后殺したりとか徐州で虐殺したりとかもあるけどこの話も曹操の印象を悪くする一つやな

935: 名無しさん@おーぷん 2017/12/13(水)21:38:28 ID:FLs
おもしろかったー

937: 名無しさん@おーぷん 2017/12/13(水)21:41:25 ID:QD8

董卓は配下を重用しても懐かれないな、当たり前の話だけど
蔡ヨウぐらいか?

941: 名無しさん@おーぷん 2017/12/14(木)20:31:44 ID:d20
>>937 
ネタバレになるから言わないけどきちんと董卓の遺体を埋葬しようとする部下もいる 
ただ蔡邕に及ぶ人はいないな

938: 【76】 2017/12/13(水)21:42:53 ID:Nt6
ありゃ、終わってたか明日は本腰入れて参加出来るやで

曹操が言ってギリ許されるレベルの台詞やな
他の奴が言ったら只のビックマウスやで

939: 名無しさん@おーぷん 2017/12/13(水)21:46:42 ID:pja
>>938
しかしこの段階ではまだ覇王としての才覚を世に知らせてない時代やからな
それでここまでイキれるのはやっぱり本物の人物やったからということやな

940: 【6】 2017/12/13(水)23:01:42 ID:RDH
おつやで