1: ひぃぃ ★ 2018/10/14(日) 19:19:20.03 ID:CAP_USER9
日本の南極観測史上最も有名な実話が「タロとジロの奇跡」。極寒の南極で鎖につながれたまま置き去りにされた日本隊の樺太犬、タロとジロが1年後に発見、保護され「南極物語」として映画化もされた。今年はその生還から60年目となる。現地で2匹と再会を果たした第1次、第3次越冬隊員の北村泰一九州大名誉教授(87)=福岡市東区=が、当時の様子と「第3の生存犬リキ」への思いを語った。
■苦楽をともにした15匹、やむなく基地に
1958年2月、日本の南極観測隊は昭和基地で第1次越冬隊と第2次越冬隊の交代作業を進めていた。ところが、あまりの悪天候のため第2次越冬は急きょ中止となり、関係者全員が南極から脱出した。隊員たちと苦楽を共にし、重いそりを引いて貢献してきた15匹の樺太犬は、救出する余裕がなく、やむなく基地に残された。最後の隊員が離れるとき、不穏な空気を察したのか、犬たちは一斉に「ウオ~ン」とほえたという。
「『もう犬たちは終わりだ』と絶望的になりました」。第1次隊でオーロラ観測を担う一方、犬係として訓練を担当した北村さんは振り返る。
その後、北村さんは第3次隊員として再び南極に向かった。「せめて手厚く葬ってあげたい。それだけを願って参加したのです」
■タロ、ジロと奇跡の再会「雪上を転げ回った」
59年1月、基地に到着した隊員たちは驚きの声を上げた。鎖から離れ、極寒の地で2匹が生き延びていたのだ。
どの犬なのか、北村さんは分からず、残した犬の名を順に呼ぶが反応がない。「私のことを忘れてしまったのか」。1年前はまだ幼かったタロとジロの名が残った。
「タロ」。そう声を掛けると1匹の尻尾がぴくりと動いた。「タロだったのか」。もう1匹にも呼び掛けた。「おまえはジロか」。すると右の前足を前方に上げた。ジロの癖だった。北村さんは甘える2匹と南極の雪上を転げ回った。
15匹のうち、ほかの7匹は鎖につながれたまま氷雪に埋もれて死んでいた。あと6匹の姿はなかった。「鎖につながれて息絶えたり、行方不明になったりした犬たちには本当に申し訳なかった」。北村さんには今も自責の念がこみ上げる。
■親代わりの「リキ」2匹を守り力尽きた?
タロとジロの生還から9年後の68年、昭和基地のそばの解けた雪の中から、1匹の樺太犬の死骸が見つかった。北村さんにも連絡があった。タロ、ジロ以外にも鎖から離れ、一時は基地周辺で生きていた「第3の犬」が存在したことになる。
灰色で短毛。特徴から、行方不明6匹のうち「リキ」と思われた。第1次越冬中、幼かったタロとジロに自分の餌を与え、実の親のように片時も離れず2匹の面倒を見ていた姿が北村さんの脳裏に焼き付いている。
「リキは鎖から逃れた他の5匹の犬と同様、どこにでも行けた。しかし自力では食料を得られそうにない幼いタロとジロを見捨てて逃げることができず、一緒に基地に残ったのではないか」「若いタロ、ジロと違い7歳の最年長だったリキは徐々に体力を失い、力尽きてしまったのだろう」
リキの確認からは今年で50年。北村さんは「タロとジロのことは多くの人が知っているが、リキのことを知る人は少ない。リキも同じように極寒の昭和基地近くで必死に頑張って生きようとしたことを、多くの人に知ってほしい」と語った。
=2018/10/13付 西日本新聞夕刊=
2018年10月13日 17時0分 西日本新聞
http://news.livedoor.com/article/detail/15439801/
画像
http://ai.2ch.sc/test/read.cgi/newsplus/1539512360/■苦楽をともにした15匹、やむなく基地に
1958年2月、日本の南極観測隊は昭和基地で第1次越冬隊と第2次越冬隊の交代作業を進めていた。ところが、あまりの悪天候のため第2次越冬は急きょ中止となり、関係者全員が南極から脱出した。隊員たちと苦楽を共にし、重いそりを引いて貢献してきた15匹の樺太犬は、救出する余裕がなく、やむなく基地に残された。最後の隊員が離れるとき、不穏な空気を察したのか、犬たちは一斉に「ウオ~ン」とほえたという。
「『もう犬たちは終わりだ』と絶望的になりました」。第1次隊でオーロラ観測を担う一方、犬係として訓練を担当した北村さんは振り返る。
その後、北村さんは第3次隊員として再び南極に向かった。「せめて手厚く葬ってあげたい。それだけを願って参加したのです」
■タロ、ジロと奇跡の再会「雪上を転げ回った」
59年1月、基地に到着した隊員たちは驚きの声を上げた。鎖から離れ、極寒の地で2匹が生き延びていたのだ。
どの犬なのか、北村さんは分からず、残した犬の名を順に呼ぶが反応がない。「私のことを忘れてしまったのか」。1年前はまだ幼かったタロとジロの名が残った。
「タロ」。そう声を掛けると1匹の尻尾がぴくりと動いた。「タロだったのか」。もう1匹にも呼び掛けた。「おまえはジロか」。すると右の前足を前方に上げた。ジロの癖だった。北村さんは甘える2匹と南極の雪上を転げ回った。
15匹のうち、ほかの7匹は鎖につながれたまま氷雪に埋もれて死んでいた。あと6匹の姿はなかった。「鎖につながれて息絶えたり、行方不明になったりした犬たちには本当に申し訳なかった」。北村さんには今も自責の念がこみ上げる。
■親代わりの「リキ」2匹を守り力尽きた?
タロとジロの生還から9年後の68年、昭和基地のそばの解けた雪の中から、1匹の樺太犬の死骸が見つかった。北村さんにも連絡があった。タロ、ジロ以外にも鎖から離れ、一時は基地周辺で生きていた「第3の犬」が存在したことになる。
灰色で短毛。特徴から、行方不明6匹のうち「リキ」と思われた。第1次越冬中、幼かったタロとジロに自分の餌を与え、実の親のように片時も離れず2匹の面倒を見ていた姿が北村さんの脳裏に焼き付いている。
「リキは鎖から逃れた他の5匹の犬と同様、どこにでも行けた。しかし自力では食料を得られそうにない幼いタロとジロを見捨てて逃げることができず、一緒に基地に残ったのではないか」「若いタロ、ジロと違い7歳の最年長だったリキは徐々に体力を失い、力尽きてしまったのだろう」
リキの確認からは今年で50年。北村さんは「タロとジロのことは多くの人が知っているが、リキのことを知る人は少ない。リキも同じように極寒の昭和基地近くで必死に頑張って生きようとしたことを、多くの人に知ってほしい」と語った。
=2018/10/13付 西日本新聞夕刊=
2018年10月13日 17時0分 西日本新聞
http://news.livedoor.com/article/detail/15439801/
画像
10: 名無しさん@1周年 2018/10/14(日) 19:22:33.18 ID:OLK3pb/b0
>>1
へ?
リキって死ん設定になってなかった?
へ?
リキって死ん設定になってなかった?
18: 名無しさん@1周年 2018/10/14(日) 19:25:11.11 ID:v2dSVh4Q0
>>10
死んだけど
まず記事読めよ
映画南極物語ではどうだったかな
死んだけど
まず記事読めよ
映画南極物語ではどうだったかな
194: 名無しさん@1周年 2018/10/14(日) 20:13:26.29 ID:mY1MQyT+0
>>18
映画でもリキってそこそこ活躍してたような。
少なくとも鎖に繋がれたままではなかった。
映画でもリキってそこそこ活躍してたような。
少なくとも鎖に繋がれたままではなかった。
569: 名無しさん@1周年 2018/10/15(月) 03:05:14.29 ID:YSYP/xyo0
>>1の文を初めて最後まで読みました。リキはリーダーとしてタロとジロを守ったんですね
2: 名無しさん@1周年 2018/10/14(日) 19:20:20.97 ID:aMrSfeya0
解き放てば逃げれたのに酷い鎖で繋ぐなんて
90: 名無しさん@1周年 2018/10/14(日) 19:45:59.58 ID:e7GEQPbF0
>>2
俺もそう思う
たぶん南極の生態系に影響与えないためではないの
でなかったらこいつら鬼畜だなw
俺もそう思う
たぶん南極の生態系に影響与えないためではないの
でなかったらこいつら鬼畜だなw
361: 名無しさん@1周年 2018/10/14(日) 21:54:24.49 ID:kD0IAd2q0
>>90
違うよ
理由は逃げてたら次の隊にカッコつかないから
躾出来てるところを見せるために
いつもよりキツく首輪を締めて犬を置き去りにした
違うよ
理由は逃げてたら次の隊にカッコつかないから
躾出来てるところを見せるために
いつもよりキツく首輪を締めて犬を置き去りにした
364: 名無しさん@1周年 2018/10/14(日) 21:58:04.18 ID:YsW38oxN0
>>361
それほんと?
首輪をきつくっていうのはなんかどこかで読んだ覚えがある
それほんと?
首輪をきつくっていうのはなんかどこかで読んだ覚えがある
374: 名無しさん@1周年 2018/10/14(日) 22:11:54.71 ID:kD0IAd2q0
>>364
本当だと思うよ
昔、特番で隊員の証言やってた
本当だと思うよ
昔、特番で隊員の証言やってた
386: 名無しさん@1周年 2018/10/14(日) 22:27:23.77 ID:mnkMe+pS0
>>2
第2次越冬隊がすぐ来る予定だったんだよ
なのに悪天候で引き返してしまった
つうかさ、それなら第1次が死ぬ気で戻れよ
こいつら全員死刑でいいと思うぐらい腹が立つ
ガキの頃に樺太犬飼ってたけど
賢くて従順で優しくて頼もしくて天使みたいな犬だった
第2次越冬隊がすぐ来る予定だったんだよ
なのに悪天候で引き返してしまった
つうかさ、それなら第1次が死ぬ気で戻れよ
こいつら全員死刑でいいと思うぐらい腹が立つ
ガキの頃に樺太犬飼ってたけど
賢くて従順で優しくて頼もしくて天使みたいな犬だった
22: 名無しさん@1周年 2018/10/14(日) 19:26:16.59 ID:v2dSVh4Q0
>>17
全部じゃなかったはず
子犬だったか母イヌだったかは
回収したもよう
全部じゃなかったはず
子犬だったか母イヌだったかは
回収したもよう
14: 名無しさん@1周年 2018/10/14(日) 19:24:17.29 ID:9kgyoP1i0
鎖でつないだ意味はなんなのか
471: 名無しさん@1周年 2018/10/14(日) 23:51:58.61 ID:plRWulrj0
>>14
二次越冬隊と入れ替わりの予定だったから、彼らが到着した時に犬が放れていたら迷惑をかけるから繋いだ。
ところが天候が悪く船が近付けず中止になった。
二次越冬隊と入れ替わりの予定だったから、彼らが到着した時に犬が放れていたら迷惑をかけるから繋いだ。
ところが天候が悪く船が近付けず中止になった。
264: 名無しさん@1周年 2018/10/14(日) 20:41:08.49 ID:8LxvrAVu0
SF作家の星新一は、この事件は人間側から見れば美談であるが、ペンギンの立場から見れば、獰猛な肉食動物を人間が置いていったために大被害を受けたという悲劇ではないかと考え、この視点からショートショート作品を1編書いている
21: 名無しさん@1周年 2018/10/14(日) 19:25:34.41 ID:OLK3pb/b0
むしろリキを主役で南極物語撮り直すべきだ
23: 名無しさん@1周年 2018/10/14(日) 19:26:31.25 ID:H++xGAO00
すぐに2次隊がくる予定だったので鎖に繋いで1次隊撤収
→吹雪で2次隊が行けないことに
→犬が死んでしまうと訴えるも却下され近づけず
→1年後の3次隊がタロジロ発見
こういうことです
→吹雪で2次隊が行けないことに
→犬が死んでしまうと訴えるも却下され近づけず
→1年後の3次隊がタロジロ発見
こういうことです
730: 名無しさん@1周年 2018/10/15(月) 15:20:40.23 ID:dawQ4Efe0
>>23
なるほど
なるほど
33: 名無しさん@1周年 2018/10/14(日) 19:28:47.17 ID:WSAHVsx30
>>23
切ないな
切ないな
89: 名無しさん@1周年 2018/10/14(日) 19:45:59.52 ID:OXnjFsVf0
>>23
南極物語見た限りだと、当時かなり批判を浴びてたなあ。残酷だって
南極物語見た限りだと、当時かなり批判を浴びてたなあ。残酷だって
616: 名無しさん@1周年 2018/10/15(月) 08:36:58.98 ID:KamdBWWx0
>>89
外人記者が健さんに執拗に批判の言葉を浴びせてたシーンは覚えてる。健さんは「失礼します」の一点張り
外人記者が健さんに執拗に批判の言葉を浴びせてたシーンは覚えてる。健さんは「失礼します」の一点張り
35: 名無しさん@1周年 2018/10/14(日) 19:29:16.91 ID:ATz/bYtF0
冷凍庫の中に鎖に繋がれて閉じ込められてみろ、凍え死ぬ前に発狂するぞ。
40: 名無しさん@1周年 2018/10/14(日) 19:30:12.82 ID:v2dSVh4Q0
>>35
八甲田山は愉しそうだったよ
八甲田山は愉しそうだったよ
398: 名無しさん@1周年 2018/10/14(日) 22:43:46.98 ID:Zxq4Dcfq0
>>40
あれは発狂していたんだ
あれは発狂していたんだ
49: 名無しさん@1周年 2018/10/14(日) 19:33:12.27 ID:trjKKR6V0
南極物語のリキは
それはかっこよかったぞ
忘れることはない
それはかっこよかったぞ
忘れることはない
538: 名無しさん@1周年 2018/10/15(月) 01:41:31.44 ID:Ejow0BXO0
>>49
同意。リキが一番カッコよかった。
同意。リキが一番カッコよかった。
54: 名無しさん@1周年 2018/10/14(日) 19:34:23.12 ID:p5M8dBye0
つーか何より
犬くらい連れて帰ってやれよ
バカじゃねーのか
犬くらい連れて帰ってやれよ
バカじゃねーのか
305: 名無しさん@1周年 2018/10/14(日) 21:09:16.07 ID:HlT1ZDBE0
>>54
船の定員オーバーで、犬を乗せたら船が沈む
日本までのギリギリまで燃料を減らして軽くして、かろうじて一匹だけ妊娠中のメス犬を連れ帰った
船の定員オーバーで、犬を乗せたら船が沈む
日本までのギリギリまで燃料を減らして軽くして、かろうじて一匹だけ妊娠中のメス犬を連れ帰った
315: 名無しさん@1周年 2018/10/14(日) 21:16:28.59 ID:IBHqpIhZ0
>>305
犬の10頭や20頭で沈むような船が南極までヘリや雪上車運べるかよw。
犬の10頭や20頭で沈むような船が南極までヘリや雪上車運べるかよw。
322: 名無しさん@1周年 2018/10/14(日) 21:21:10.23 ID:18L3i0io0
>>305
それは船じゃなくて、収容に向かった飛行機だな。
それは船じゃなくて、収容に向かった飛行機だな。
101: 名無しさん@1周年 2018/10/14(日) 19:49:04.92 ID:wqLc24+b0
106: 名無しさん@1周年 2018/10/14(日) 19:50:22.55 ID:VqZg2hPJ0
タロージローって何を食ってたの?
307: 名無しさん@1周年 2018/10/14(日) 21:10:05.40 ID:ChRyxWeS0
>>106
ペンペンを捕食
ペンペンを捕食
466: 名無しさん@1周年 2018/10/14(日) 23:48:57.41 ID:8eVctht70
>>180
推測だと、陸上に上がったアザラシを驚かすと、
糞を出して逃げていく。
その糞の中に、まだ未消化の肴とかがあって、
その糞を食べて生き延びていたらしい。
推測だと、陸上に上がったアザラシを驚かすと、
糞を出して逃げていく。
その糞の中に、まだ未消化の肴とかがあって、
その糞を食べて生き延びていたらしい。
コメント
コメント一覧
ムツゴロウさんちでハスキー王国築いたテツだったっけ
史実では隊員が引き上げる際、1人づつ粘りに粘って時間稼ぎしてたようだが
確か基地には越冬するための食糧が何年分かあったんだよね
犬のエサもあったんじゃないかな?基地には未侵入だっけ?
昭和基地に別の国の隊が立ち寄って、その時に犬の姿が目撃されて
隊の人が肉を与えてあげたそうな
ただの置き去り、見殺しだし
日本に帰ってから行方不明になった